JR代々木駅から徒歩6分、正確には小田急線「南新宿駅」から徒歩1分。
店内の壁一面にロックスターのポスター、ひときわ大きいのがジミヘン、ロックバーだね。L字のカウンター9席、その内側には酒に混ざって無数のCD、タオルをほっかぶりした腰の低い穏やかな50前後のマスター。
JR代々木駅から徒歩6分、正確には小田急線「南新宿駅」から徒歩1分。
店内の壁一面にロックスターのポスター、ひときわ大きいのがジミヘン、ロックバーだね。L字のカウンター9席、その内側には酒に混ざって無数のCD、タオルをほっかぶりした腰の低い穏やかな50前後のマスター。
渋谷から明治通りを恵比寿方面へ直進、東交番前の交差点の手前右手に「チリチリ」がある。
この店何年ぶりかな? 長いこと来てなかった。店内は縦長で、綺麗な白いタイル地のカウンター11、2席ってとこか。 続きを読む 渋谷「チリチリ」爽やかなスパイス感。ほどよい旨味と酸味に彩られたカレーライス
幡ヶ谷駅から「6号通り商店街」を入り、150メートルほど先の左手路地の2階に「青い鳥」がある。
開店前に行くとすでに行列、と思いきや、1階にある「不如帰」という淡麗系のラーメン屋があり、その行列。両店の客が混ざり合っているので、ちょっとややっこしい。
一般にインド料理屋で「ホウレン草カレー」のことを「サグカレー」と言うけど、これは間違い。サグは本来「菜の花」のことで、ホウレン草は正しくはパラック。だから「パラックカレー」となる。ところで「ビオレッタ」のこの緑色のカレーは、地元産の小松菜を使った「江戸川産小松菜カレー」だ。実はこの江戸川区界隈は小松菜発祥の地とされ、かつて小松川に鷹狩りい来た、八代将軍徳川吉宗が、昼食に出された青菜の美味しさに驚き、地名の小松川から小松菜と命名したのが由来とか。
ちょっと前に高円寺の早稲田通り沿いにある「竜ちゃん」という居酒屋の帰りに、
「たしか、この辺にハンバーグ専門店があったよな。名前なんだったっけ…」
とふと思い出した。ある日、その店を探しに訪れたが見当たらない。すでに閉店してしまったのだろう。その途中でカレーライスのノボリが目に飛び込んできて見つけたのが「豆くじら」だった。
日本にあるインドカレーの多くが宮廷(ムガール)カレーで、あのエッジの効いていないぼやけた味は僕の好みではない。一方のパンジャブカレーは、北インドからパキスタンの一般庶民が楽しむカレーと言ってもいい。ここのカレーはその部類にあって、やたら凝った味付けではなく、素材が活かされた味わいだ。
町田駅から徒歩3分。「仲見世飲食街」の一角にある「アサノ」に出合って20数年になる。店の棚にはコック帽をかぶったゴルバチョフ人形がさりげなくデコレート、先代のご主人と瓜二つだった。
「体に優しい食べ物」なんていう謳い文句が巷の料理屋に氾濫している。でも、そんな店に限って美味しかったためしがない。それは、ヒステリックにいい食材、無添加調味料ばかりに気を取られ、肝心の技術が伴っていないからに他ならない。
でも僅かだけどちゃんとした店はあるものだ。この店のカレーをいただいたとき、まさに「体に優しい食べ物」を実感させられた。
かなり前だけど、行徳で打ち合わせがあり、早めに着いたので、街をぷらぷら。で発見したのが「メイプル」だった。
前回は「チキンカレー」をいただいが、食品メーカーのK氏から勧めれていたのは「キーマカレー」だった。そこで再び「ピラミッド」を訪れた。
「妄想インドカレーネグラ」って変な店名だけど、ご主人、インドに行ったことがなくて、勝手に想像しながらこしらえたインドカレーを提供しているからだそうだ。
東武東上線「大山駅」にある同級生の経営する居酒屋の常連から、
「北口に『ピーポッポ』ってショットバーあるじゃん、その近所に新しいカレー屋ができたんだよ」
「入ったの?」
「なんか変わったカレーだったけど、すごく美味しかったよ」
と言う情報を得て、後日「ライモンディ」を訪れた。
ちょっと前まで西武新宿線「中井駅」はまるで縁がなかった。だけど、中野にある「川次郎」という鰻串居酒屋から独立した「くりから」に通うようになってから、この界隈をよく訪れるようなった。
阿佐ヶ谷をプラプラしていて、めぼしい店がなく、JRの高架下の遊歩道から高円寺北口にたどり着く。「天すけ」に行ったところ長蛇の列。
「まいったな~。じゃ『太陽』でラーメンと餃子にしようかな…」
「太陽」の店の前に来るとここも混雑していて、今日はなんだかガヤガヤした店には入りたくない気分。再び北口を徘徊していると「キッチン南海」にたどり着いてしまった。このパターン多いよな。中は比較的空いていたので突入。
東中野銀座通りは、タンメンの名店「味の十番」があるのでよく訪れていて、その通り沿いでたまたま見つけた店だ。店の外観はポップでお洒落なエスニック料理屋風で、てっきり日本人が経営しているのかと思ったら、従業員は全員ネパール人だった。
この日は、ゆる~い山歩きを楽しもうと、JR青梅線「御岳山駅」に降り立つ。ここから路線バスで「ケーブル下」まではで約10分。バス停からさらにケーブルカー乗り場「滝本駅」の坂道を登るんだけど、これだけで結構きつかった。
滝本駅からケーブルカーに乗って「御岳山駅」の終点へ。すでにここから「東京スカイツリー」が遠方にちょこっと見えて気分爽快。山歩きの出発点。
森の中、清流沿いをひたすら歩き、樹木が放つフィトンチッド効果に癒されたね。往復3時間ぐらいかな、高低差はあまりなくて歩きやすかった。
その帰り、青梅線の「御岳山駅」に戻ってきたとき、目に飛び込んできたのがカレーの看板。
「変なところでカレー見つけちゃったな…」
通り過ぎようとしたけど、後ろ髪を引かれちゃって「つちのこカフェ」へ飛び込んだ。
地下鉄東西線「早稲田」駅から徒歩2分。昭和33年からこの地に息づく「メルシー」は、リーズナブルな価格もあるけど、なによりもその美味しさに定評があり、昼時問わずサラリーマン、学生でひしめいていて、相席は当たり前。
池袋西口の地上から徒歩2分。ありふれたスタンドカレー屋にしか見えないけど、そんな風情を装いながら、絶品のカレーライスを提供してくれる。それと店名が気取ってなくて潔い。
池袋に来たとき、
「今日はエスニックなカレーじゃなくて、ごく普通のカレーライスが食いたいな…」
とこんな気分の時に必ず寄る店だ。
池袋西口。立教通りの横丁にある店で、スパイス料理とワイン、店内でも販売している天然酵母のパンが売りのようだ。
「この店美味しいから一度行ってみて」
と、吉祥寺の友人から言われていたけど、なかなか行く機会がなかった。
ある日の午前中、立川に用があり、その帰りに西荻窪に舞い降りた。南口から「仲通り商店街」を抜けて真っすぐ進むと、左手に「オーケストラ」が現れる。カフェといっても店内は重厚感が漂い、浮き足立った店造りじゃない、いい雰囲気だ。
「おふくろ的カレー」というと、その響き自体になにか気恥ずかしいものを感じる。便宜上インド、その他のエスニック、欧風とカレーを分類した場合、「おふくろ的カレー」という項目を引き合いに出さなければ語れない、そんなカレーライスの領域がある。
月並みだけど、原体験のカレーライス。つまり、家庭で子供の頃から食べ慣れてきたものだ。各家庭によって、味わいは千差万別だろうが、基本の「ルー」はどこの家庭も市販のもの、または各メーカーをブレンドしたものと相場は決まっている。だから、個人個人で味覚の違いはあるにせよ、懐かしむ味自体、どこか似ていることは間違いないだろう。
「オレはグリコのワンタッチカレー」
「アタシんちはジャワカレー」
「僕の家は甘党だから、バーモントカレーだね」
とおよそこんな具合。
つまり家庭のカレー、いわゆる「おふくろ的カレー」は、美味い不味いはという世界ではなく、子供の頃に食べていたカレーにいかに近い味かということが、勝負の分かれ目になってくる。そんなカレーは、町の定食屋、蕎麦屋、喫茶店、洋食屋にと無数にあって、その個人の原体験にかなった味の店に流れていくものではないか。
といった「おふくろ的カレー」の中でも、一押しの店が、四ツ谷にある「じゃがいも」だ。
この店を知ったのは、築地にある大手食品メーカーのマーケティング部のK氏からだった。
「ドイツ料理の居酒屋なんですが、ここに美味しいカレーがあるんですよ。ぜひ食べてみてください」
とのことだったけど、随分と時間が流れてしまった。何ヶ月か経って、やっと訪れることができた。
東急東横線「学芸大学駅」東口から徒歩2分。
この店のオーナーと知り合って6、7年になるだろうか。インド料理好きな彼女は会社勤めのかたわら、数ヶ月に1回の割合で、いろいろなスペースを借りてインド料理のイベントを精力的に催していた。初期の頃は雀荘を借りていたこともあったね。彼女がこしらえる様々なインド料理、カレーはバラエティーに富んでいて、集まるファンを魅了し続けていた。まわりの友人たちは彼女のことを「カレー子ちゃん」とニックネームで呼ぶほどだった。
神保町の交差点から白山通りを後楽園方面へ直進、細い路地を右折すると、左手に昼夜賑わうカレー専門店「まんてん」が現れる。
このカレー屋は、学生、小づかい3万円のサラリーマンのオアシスだ。メニューは並カレー450円、大盛り500円、ジャンボ550円が基本。並みでも一般のカレーライスの1.5倍ほどあり、大盛りはさらにその1.5倍ほど、ジャンボは3倍の量があるのではないか。「まんてん」のカレーは、小麦粉のトロミが効いたカレーソースは仄かな甘みと深い旨味に彩られ、具は豚の挽き肉のみ、どこかキーマカレーをホウフツとさせる。いついただいても飽きのこない味わい、ふとした時に恋しくなるそんなカレーライスだ。
カツカレーの歴史は2通りある。いま巷で見かけるカツカレーのスタイルを最初に作ったのが銀座「グリルスイス」、昭和23年のことだ。当時元巨人軍の故千葉茂さんが「カレーにカツをのせてくれ」という要望から誕生したそうだ。でも大正7年に浅草にあった洋食屋台の「河金」でカツカレーは誕生していた。「カツにカレーを乗せてくれ」という客の一言で誕生したのが「河金丼」で、「カレーにカツ」と「カツにカレー」という逆のエピソードが面白い。
初老のご夫婦で切り盛りするアットホームなカレー専門店「カリーシュダ」。
1番人気は「鶏もも肉のカレー」これホントに美味しい、でも、ご覧の「牛のキーマカレー」や、写真はないけど「ラム肉のカレー」も大好きだな。
新宿通りから「新宿御苑」に繋がる横丁のビルにカレー専門店「草枕」がある。入口は怪しい感じだけど、店内に入ると広いフロアー、窓からやさしく光が溢れる風情がいい。あまりにもオープン過ぎる厨房は、北インド、ベナレスで、リクシャーのオヤジに連れて行かれた大衆食堂を思い出す。
昔、茅場町界隈に、投資・不動産関係のビジネス書を専門に扱う「千代田書店」という本屋が何店舗あり、サラリーマン時代の取引先だった。その頃よく利用していたのが「桃乳舎」という古い大衆洋食屋だった。
四谷、荒木町界隈じゃ最近飲んでいないな。昔よく行っていた店は「寿司金」(財布に相当余裕があるとき)で寿司をちょこっとつまんで、「こくている」で1、2杯、そして「猫とバラの日々」で歌いまくって締める。ある日は「鈴傅」で日本酒をちょいと1杯、「ととや」で刺身を肴にまた1杯、そしてやっぱ「猫とバラの日々」だったな。
この店も近所の「ニューダイカマ」と同様、居酒屋の名店「丸千葉」に行く途中にぷらぷら徘徊していて見つけた店だ。