御岳山「つちのこカフェ」多摩名産のユズの香る軍鶏カレー


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この日は、ゆる~い山歩きを楽しもうと、JR青梅線「御岳山駅」に降り立つ。ここから路線バスで「ケーブル下」まではで約10分。バス停からさらにケーブルカー乗り場「滝本駅」の坂道を登るんだけど、これだけで結構きつかった。

滝本駅からケーブルカーに乗って「御岳山駅」の終点へ。すでにここから「東京スカイツリー」が遠方にちょこっと見えて気分爽快。山歩きの出発点。

森の中、清流沿いをひたすら歩き、樹木が放つフィトンチッド効果に癒されたね。往復3時間ぐらいかな、高低差はあまりなくて歩きやすかった。

その帰り、青梅線の「御岳山駅」に戻ってきたとき、目に飛び込んできたのがカレーの看板。

「変なところでカレー見つけちゃったな…」

通り過ぎようとしたけど、後ろ髪を引かれちゃって「つちのこカフェ」へ飛び込んだ。

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「この多摩ゆず軍鶏カレーとコーヒー下さい」

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店内は狭小で、感じのいい2人の青年が接客。作っている気配は感じられず、登場したのがコレ、なかなか美しいデコレーションだ。

一口頬張るとほんのりゆずの香り、そして仄かな甘味はチャツネかな、そしてけっこうスパイシー、なかなかの出来だ。でもこのカレー1200円って高価だよね。

「これここで作ってないですよね」

「ええ、実はこれなんです」

と取り出してきたのが小分けにされた冷凍のパッケージのカレー。

「こんな場所で1200円のカレーって思いますよね、値段が高いのは理由がありまして…」

と青年が話しだした。

多摩は柚の産地で、栽培する後継者がいなくて、廃棄していたらしい。そんな柚を何とか活かそうとプロジェクトを立ち上げ、様々なプロの料理人に依頼して、ケーキ、サイダー、モナカなどの商品を開発、その中の一つがこのカレー。

また障害者の人にも雇用ということで、彼らにも手伝ったもらうことで、コストなどがかかりこの値段になったらしい。

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「無添加で、軍鶏も地物で、使われてる油も軍鶏の鶏油だけなんです、それとハーブやスパイスを30種類ほど使ってまして」

ということだ。それじゃ1200円っていうのも仕方ない、ちょっと多摩地域に貢献できた気分。電車に乗ったらすっかり眠りこけてしまった。


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