「アタシ腎虚(じんきょ)かもしれないから、漢方薬を処方する前に、腎に働きのいい鹿肉を食べたいんだけど、付き合って」
足のむくみを気にする友人からの誘いだった。そこで探した店が神田にある「焼きジビエ罠手止め」。
「アタシ腎虚(じんきょ)かもしれないから、漢方薬を処方する前に、腎に働きのいい鹿肉を食べたいんだけど、付き合って」
足のむくみを気にする友人からの誘いだった。そこで探した店が神田にある「焼きジビエ罠手止め」。
この店を初めて訪れたのは15年ほど前。前から気にはなっていたんだけど、入る機会に恵まれなかった。
最初はランチだった。カキフライ定食屋、煮込み定食、天ぷら定食など。どれも穏やかに美味しかった。
神保町界隈で大人数の飲み会の選択肢として真っ先に挙がるのが「酔の助」かな。僕の場合少人数の飲みが多いので、年に数回訪れるぐらいだ。
某デザイン事務所のスタジオで打ち合わせ。
「この辺で美味しいところない?」
「う~ん『ひちょう』か『料理倶楽部』かな」
「中華の『ひちょう』だよね。よく知ってるから、行ったことがない『料理倶楽部』がいいな」
秋葉原界隈で、末広町、岩本町、神田寄りには落ち着ける飲み屋はちらほらあるが、駅近所となると難しい。大人数の時は別として、この年齢で大型チェーン居酒屋にはまず入りたくない。
水口食堂は浅草で飲み会がある度に利用していて、お世話になってかれこれ20数年になる。
数年前に両国の鶏鍋やの帰りに見つけた店で、ずっと気になっていた。この日は洋食屋の帰りにもう一軒ということで、初めてお邪魔した。
テレビ東京なども入る住友不動産グランドタワー。そこにオフィスを構える買い物アプリを運営する「CHECK」の打ち合わせで六本木一丁目を訪れた。
高田馬場で夜打ち合わせ。静かな場所で飲みながら、との先方からの要望。主だったところが満杯で入れず、前から気になっていた「shiba」を訪れた。
神保町は17歳の頃からお世話になっている界隈で、30歳で2社目の会社が駿河台だった。その頃から方々の店を飲み歩いたうちの1軒が「兵六」。
前回、志村三丁目中華「栄楽」に集まったメンバーで王子の居酒屋「山田屋」へ突入した。
続きを読む 王子「一福」山田屋からの2軒目で味わいの居酒屋「一福」に出合い、しっぽり。3軒目はスナック「まち子」でフィニッシュ。
「小野ちゃん、たまには青山で打ち合わせしない?」
デザイン事務所の社長からの連絡だった。
指定されたのは骨董通り沿い「ニッカウヰスキー本社」の斜向かいの2階だった。
「湯島ですごいいい居酒屋見つけたから、今度行こうよ」
と友人からの誘い。
「予約3人で入れたけど、刺し盛りを注文しなきゃダメみたいなんだけど、いいよね」
「いいよ」
ということで、後日訪れた。
前に上板橋のもつ焼き屋「にんべん」を紹介し時、友人から水道橋にも系列店があることを知らされた。
商品開発の打ち合わせで、岩本町にあるオフィスを訪ねた。2時間ほどで会議を終了。
「昼飯行きませんか。ほらこの間話した2杯目から豚汁に変わる店」
「ああ、思い出した。いいね。行こうよ」
博打はほとんどやらないけど、年末のG1「有馬記念」だけは楽しみにしている。それは浅草のディープな一日を満喫したいからだ。といってもしょっちゅう来てるんだけど。
遠出をして、ちょっと一杯やりたくなることが月に一回ほどある。門前仲町なら「多幸坊」、「富水」、「ひつじの新町や」。北千住なら「酒屋の酒場」、「天七」、「五味鳥」。南千住なら「丸千葉」、渋谷なら「十徳」、「小料理秀」、神保町なら「兵六」、「加賀亭みなみ」。大塚なら「伊勢元」、「江戸一」。鶯谷なら「信濃路」、「ささのや」、「鍵屋」などなど、味わいの店は枚挙に暇がない。
東武東上線「大山駅」から川越街道へつながる「ハッピーロード商店街」は、テレビの情報・バラエティ番組によく登場する商店街として名を馳せている。その途中の左手角をちょいと入ると、旨い焼き鳥で密かに人気を博している「彦」が現れる。駅から5分といったところだろうか。
山形県鶴岡のラーメン屋を訪ねる前日、仙台の青葉区にいた。繁華街の国分町、一番町を3人で小一時間ほど徘徊する。宿を早い時間に出たことと、日曜日ということでやっている店はまばら。
「良さそうな店は全滅だね」
「あれ、ここどうかな…」
目に留まったのが今時風情の小さな酒場。
千葉県の柏を訪れるのは5年ぶり。サラリーマン時代の友人が、この地に「のんどころ庵」を開店させて13年になるだろうか。近頃では酒場放浪を楽しむ遠方からの客にも人気の居酒屋に姿を変えた。
この日はわりと近所に住んでいる飲み友の女子、鹿児島のダチョウ肉の卸を生業にしているタラちゃんに付き合ってもらった。
御茶ノ水にある「ジャズオリンパス」の小松さんと編集者Mと3人で飲むことになった。
指定された場所は神田「浜貞」という店。Mとは長い付き合いでちょくちょく飲んでいるけど、小松さんとは初めてだ。
新宿「紀伊國屋書店本店」ビルの地下1階にある「珈補音」は、昼は和・洋食屋、夜は居酒屋へ変貌する。ここを利用するのは紀伊国屋で本を購入しての帰りが多く、ほとんどランチだね。
この日は連れと遠出。南武線の「越谷レイクタウン駅」に舞い降りた。初めて足を踏み入れる地域だ。ここに屋内のスカイダイビング施設「フライステーションジャパン」があり、予約を入れた。レクチャーを受けたあとダイビングスーツとヘルメットを着用して、下から強風の上がるドームで宙を舞った。楽しかったな、両足の付け根が傷んだ。
ここを後にして、葛飾区の立石へ。
銀座で酒を飲む感覚は希薄だ。あまりこの界隈を知らないのもあるけど、やはりオヤジの聖地、新橋や神田へ流れてしまう。と言いながらも、泰明小学校の脇道にある蕎麦屋「泰明庵」は、銀座でちょい飲みがあるとき立ち寄る数少ない店の一つ。ウイークデーの夜は予約を入れないとまず入れない人気店だ。食事をする連中は基本1階で、酒を飲む輩は2階と住み分けされている。
隣の「ロサ会館」に「アダムスアップル」というディスコがあった頃から知っている店で、初めて訪れたのは27歳の頃だったと記憶している。立ち飲み同様、基本この手の居酒屋は長いは禁物で、昔は1、2杯引っ掛けてサクっと帰ったものだけど、いまは長居する人が増えている。
この日は都営新宿線・半蔵門線の住吉にある「ティアラこうとう」で、
「落語と伝統音楽の競宴」と題して春風亭小朝と東儀秀樹のコラボ。
小朝さんは季節柄「牡丹灯籠」、やはりまくらが上手、ちょいカミカミだったのが気になる。東儀さんは笙(しょう)と共に客席から平安時代の衣装で登場、笙はまるでパイプオルガンの小型版といった音色。篳篥(ひちりき)はリード楽器の原型のようなものなので、オーボエやサックスに似た感じで、限られた音階の中で見事な演奏、やはり技術があるね。
この日は池袋西口の名店「千登利」で男3人の楽しい宴。
「この間、野方でいい店見つけたんですよ」
「どんな店なの?」
「店主が酒蔵行って買い付けてきた知らない日本酒ばかりで、つまみもいいし、メチャ居心地がいいんですよ」
と酔った勢いで3人タクシーに乗り、野方へ。商店街をしばらく進むと右手に小洒落た佇まいの「はとまめ」があった。
続きを読む 野方「はとまめ」メチャメチャ居心地のいい小洒落た小料理屋。酒も肴もスキなし、それもリーズナブル。こりゃ名店になるね。
「小野ちゃん、ここはね青山で3本の指に入るいい店なんだよね」
と、青山にあるデザイン会社の社長の紹介されてから、たまに訪れている。
JR「板橋駅」界隈を徘徊していると、行列を発見。どうやら博多のホルモン焼き専門店のようだ。迷うことなく並んで待つこと15分。
メニューがいま一つ把握できず、なんとなく「スタミナ鉄板焼き」790円を注文した。店内は狭小でL字のカウンター7席、40半ばのご夫婦で切り盛りされている。