朝霞台「前原商店」超~強烈! 個性的なラーメン


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この店のラーメンを例えるなら。「伊勢うどん」+富山の「大喜」+京都「新福菜館」+三田「二郎」+他にもなにかありそうな、そんな要素をごちゃ混ぜにしたような強烈なラーメンだ。

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ご覧のとおり山盛りの煮豚とモヤシにねぎ、自家製の平打極太麺、ライス無料で、なおかつ卓上に無料の生卵、これで650円とはよく頑張っている。

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※ピントが外れてスマン。

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「二郎」同様、大盛りの野菜、大盛りの煮豚をしばらく食い続けなければ麺にたどり着かない。やがて真っ黒い醤油スープに潜む茶褐色に染まった麺。それはラーメンを作る工程で、茹であげした麺をしばらく醤油スープに漬けているためだ。自ら小型製麺機で作り上げた多加水麺のようで、食らいつくと滑らかで柔らかな舌触り。

※これもピントが外れてスマン。

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力強い味わいの濃口スープ、煮豚もしっかりと味がしみていて旨い。でも若干甘さが際立つ、たぶん味醂もしくは溜まり醤油を使っているせいなのか? 人によっては途中で飽きてくる可能性もある。しかしこのラーメンはご飯を食わずにゃいられない。富山の「大喜」もご飯のオカズになるラーメンという部分でよく似ている。今回は挑戦しなかったけど、生卵があるので、溶いた卵に麺や肉を浸してすき焼きの要領で食べたら美味しいと思う。それと麺の量が140g前後と少なめ。このラーメンはご飯があって成立するような気がするので、W炭水化物を心配する人は、ご飯半分か少なめを頼むといいと思う。

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この店には看板はなく、ただ「ラーメン」と薄く記された暖簾がかかっているだけなので見落としがち。店内は中央を大きく空け、左に4人席、右に2人席のスチールテーブルがあるだけ、奥は小上がりの座敷になっていて、そこに座って順番を待つシステム。この店以前は居酒屋だったのだろう。恥ずかしがり屋で腰の低い店主は40ちょい過ぎといったところ。言い忘れたけど、ラーメンはこの一種類のみ。好き嫌いの分かられるラーメンだと思うけど、病みつきにさせられる人も多いと思う。

〈店舗データ〉

【住所】埼玉県朝霞市東弁財3-3-14

【営業】11時30分~品切れまで

【休日】日曜日

【アクセス】東武東上線「朝霞台駅」、JR武蔵野線「北朝霞駅」から徒歩7分