池袋駅西口交番前で7時30分に待ち合わせ。友人2人のボンボン社長が現れる。友人といっても随分年下だけど、この2人は某名門私立の小・中・高の同級生、なぜかその仲間に加わっている。
「どこいきますか?」
「う~ん、この間「千登利」だったから、「豊田屋」にしようか、う~ん」
3人思案する。
「たまには別のところにしましょうか」
とあたりをプラプラ。ここでもない、あそこでもないと徘徊。
池袋駅西口交番前で7時30分に待ち合わせ。友人2人のボンボン社長が現れる。友人といっても随分年下だけど、この2人は某名門私立の小・中・高の同級生、なぜかその仲間に加わっている。
「どこいきますか?」
「う~ん、この間「千登利」だったから、「豊田屋」にしようか、う~ん」
3人思案する。
「たまには別のところにしましょうか」
とあたりをプラプラ。ここでもない、あそこでもないと徘徊。
外苑前駅と青山一丁目駅の中ほど、駅青山通りから入った小奇麗な脇道に、天ぷら専門店の「石原」がぽつんと佇んでいる。店内は縦長で、一番奥がテーブル席? 手前右手にカウンター、その手前に2人席のテーブルが1つ。ちょい狭小なスペースだ。
地下鉄千代田線「湯島駅」そばに1999年に開業した「らーめん天神下大喜」。春日通り拡張のため2017年4月17日をもって、やむを得ず18年間の営業にピリオド。そしてめでたく新たな地で、5月22日にオープンとなった。
最近、食堂、中華、蕎麦屋のカレーばかり食べている。というよりは、インドなどの南アジアのエスニックカレーを敬遠していると言った方が正しい。どこも似たり寄ったりの味で、自分で作った方が遥かに旨いと思っているから。「デリー」など昔から息づくスパイス系のカレーは唯一無二の美味しさだからいいんだけど、南インドやスリランカ風のテイストを取り入れて提供している店にオリジナリティーを感じる店が少ないね。新橋の「ザ・カリ」や高田馬場にあった「夢民」のような、突き抜けた美味しさに出合ってみたいな。この手のスパイス系の店はまだ発展途上だと思っている。また原理主義も鬱陶しい。
『毎日新聞』の朝刊、9面「今週の本棚」でカレーに関する書籍3冊の書評を執筆しました。
前回2016年8月7日『毎日新聞』では谷崎潤一郎の『刺青』でしたが、今回はカレーの本です。リジー・コリンガムの『インドカレー伝』、森枝卓士さんの『カレーライスと日本人』、辛島昇・辛島貴子共著の『カレー学入門』を取り上げました。得意分野と思われがちですが、文学作品の方が正直書きやすかったかな。しかし南伸坊さんがボクの似顔絵描くとこんな感じなんですね。たまにはこういう仕事も面白いな。
詳しくはこちらへ。
冷やし中華って食べ物はどの店へいっても似たり寄ったり。
「冷やしでどこかおいしい店知らない?」
ってよく聞かれるんだけど、正直返答に困ってしまう。
「チェーン店の『福しん』で十分美味しいとおもうけど」
といつもこればかり。
「ねえ小野さん、ダチョウ食べたことある?」
「かなり昔に食べた記憶があるけど、どんな味だったかな? 確か玉子焼はなんか淡白な味だったような…」
「池袋にさ、鹿児島にあるダチョウ農家の安藤さんが飼育している肉を卸してる店があるんだけど、食べに行こうよ」
と誘ってくれたのがタラちゃんこと本名は粉川タラ…なんとか。この変わった名前、ネパールのカトマンドゥ生まれだからだそうだ。純潔の日本人。飲み友だ。
西台のラーメン屋でよく行く店は「欣家」、「二郎」、「キッチン西田」と、この「大勝軒」。通って20数年になるかな。
そんなに数をこなしているワケじゃないけど、ヌーベルキュイジーヌ(創作フランス料理)を謳い文句に掲げる店で、ピンと来た処がほとんどない。だからもう行かなくなってしまった。だったらオートキュイジーヌ(正統派フランス料理)でどっしりした料理が食べたいと原点に帰ったのが、ここ最近。でもオートキュイジーヌの店も値段に見合った店が少なく、唯一すごいと思ったのは、それなりの値段は張るけど、すでに撤退してしまった「芝パークホテル」にあった「タテルヨシノ」(2015年1月に閉店)は満足した。現在は銀座本店と、わりとリーズナブルに料理が楽しめる汐留「パークホテル」にある。
大久保駅からお滝橋通を落合方面へ、左手に「淀橋青果市場」がある。朝飯をたまにこのあたりで食べるんだけど。よく行っているのは市場の裏手にある「宝そば」。この日は昼飯時、
「そばもいいけど、なんか他にないかな…」
と「淀橋青果市場」の回りウロチョロ。この市場は何箇所か入口があるんだけど、大久保寄りの裏手の出入り口に一般人おぼしき人々が出入りしている。
武蔵野うどんを初めて食べたのは東村山の「小島屋」かな。最近行ってないからわからないけど、表でオジちゃんが薪割りしていて、中でオバちゃんが釜で麺を茹でている光景をよく目にした。まるで「日本昔ばなし」って感じ。基本は茹で置きを温めて出すんだけど、たまに茹でたてにありつけることがあって、これがメチャ旨い。おいしい店はいろいろあるけど、気に入っている店は、小平「根古坂」の肉汁うどん、加須「中央食堂」ナス南蛮汁うどんだね。
6月16日「日刊ゲンダイ」31面「プロの本棚」にて、ボクの読書履歴が掲載されました。
ちっちゃく紹介されると思っていたら、なんと5段に渡って。本棚を整理して、もう少しちゃんと撮ればよかったかな。58歳になってますが、まだ57歳です。まあ、いいか。
「移動販売のお弁当で『コシャリ』を初めて食べたんだけど、これが美味しいのよ。週一の金曜日にしか販売しないんだけど、最近ハマっちゃって」
と友人からの話。コシャリってなんだ? どうやらエジプトのファストフードで、町中の食堂定番料理らしい。中身はご飯、トマトソース、豆、パスタを混ぜて食べる日本で言うソバメシ的なもの。また韓国のピビンバのような感じか。
成増駅南口ににある定食屋の名店「やまだや」で仲間とちょいと一杯。
「川越街道沿いにニトリあるじゃないですか、あの横道の暗がりの奥にいい店見つけたんですよ」
「行ってみようよ」
軽く腹ごしらえして「やまだや」をお邪魔して、目的の店に向かう。
「春風が気持ちいいから、オープンエアな店ないかな、扉がオープンな感じ、小野どこかあるかな?」
先輩からの飲みの誘いだった。春風を感じるような居酒屋、う~ん難しいな。赤羽の「米山」、高田馬場「みつぼ」、新宿「思い出横丁」あたりの飲み屋…。いや春風って感じじゃないな。
「決まりました、野方の『秋元屋』にしましょう」
「了解」
要町の交差点から要町通りを池袋方向に行ったすぐ右手に、まさか美味しいラーメンを提供してくれる店とは思えない佇まいの「らーめん味来」がある。
最初に入ったのは5、6年前か、全く期待せずに突入して味噌ラーメンをいただいたとき、
「これ美味しい!」
って驚かされた。あれから思い出したように訪れている。
この界隈で時間がないときに、たまに寄る立ち食い蕎麦屋だ。
昼時は大混雑。入口左手の券売機で食券を買い、奥の厨房に渡す、縦長の店内は客同士すれ違うのが大変で肩がぶつかるのは当たり前。
この界隈は衣料問屋が林立する街で、あまり縁のある地域じゃない。この日は、都営新宿線の森下にある友人に野暮用があり、要件を済ませた帰り、
「ちょっと馬喰横山で降りて昼飯で食うかな…」
と、途中下車して徘徊していた。小奇麗な外観の店が目に飛び込み、メニューを眺めるとハンバーグ、とんかつ、メンチかつ、ソースカツ丼、とかんかつ定食の5種類。
足立区の鹿浜をご存知だろうか。ここは陸の孤島で、クルマで行くか西新井駅、赤羽駅、東十条駅からバスでしか行けない、なんとも不便なところだ。徒歩なら舎人ライナーの「西新井太師西駅」から20数分ってとこか。でも、こんな辺鄙なところにも有名店がある。一度は聞いたことがあるだろう「スタミナ苑」という焼肉屋。ここはいつも行列なんだけど、予約が取れないから難儀だ。滅多に行かないけど、昔「スタミナ苑」の行列に並んでいて目にとまったのが、向かいにある「足立屋」という中華屋だった。