北千住「天七」お笑いライブの前に美味しい串揚げで一杯。


この日18時30分から西新井にある「ギャラクシティ西新井文化ホール」で、吉本興業工業主催の「よしもとお笑いライブ」に行くことになった。

その前にちょっと一杯ということで北千住へ。西口駅前から左手のディープな飲み屋街の入口右手に、串揚げ立ち飲みの屋の老舗「天七」へ、5年ぶりの訪問となる。

16時過ぎ、店内は満席で、表でしばらく待つことになる。

「2名様どうぞ」

30数人ほど収容できる大きなコの字型のカウンターはビッシリ埋め尽くされ、1人者、カップル、団体客で賑わい、その風情だけでも居心地がいい。

お笑いライブを控えているので、ツレと酒は3杯までと決めていた。

まずはハイボールと酎ハイでカンパイ。

ここはとにかく目でも耳でも楽しませてくれる。職人のフライを揚げる手さばきや、ガヤガヤと混雑した客の笑顔が店の雰囲気を盛り上げる。注文が入ると厨房の真ん中で、バッター液に具をくぐらせ、細かいパン粉をまぶして油の中へ投入。そして揚がったフライをステンレスの壁に叩きつけて、油を切る光景が面白い。

千住葱とエビ。千住葱なんて実に乙だね、これ触感がいい。

フキノトウとサバ。立ち飲み串揚げ屋で、山菜のフキノトウとは早春を感じさせてくれるなんて素晴らしい。

その他キスとナス。アスパラと豚カツなど。

旨味と酸味、ほどよい甘味が効いたソースも心地よい。串を浸してかぶりつけば油は軽やかで、サクっとシットリとしてキレがいい、衣に包まれた身はホクホクでジューシーだ。

「串の数だけでどうやって計算するんですか?」

と目の前にいる大昔からいるオヤジさんに訪ねた。

「これ串の長さで値段が決まってるのよ」

「なるほど」

非常に気のいいオヤジさん。

フィニッシュは燗酒。

しかしこの串揚げ屋は華があるな。まだまだ居たかったけど、ライブがあるのでおいとま。

すべての漫才が面白かったけど、特に中川家とジェラードンが冴えていたな。

〈店舗データ〉

【住所】東京都足立区千住2-62 電話03-3882-2879

【営業】16時〜22時 土16時〜21時

【休日】月・日・祝

【アクセス】JR常磐線・東武スカイツリー・東京メトロ・TX「北千住駅」西口から徒歩1分


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