ニュー新橋ビル地下一階にある「おか田」で、めちゃ旨のビーフカツをいただこうと行ってみたら長蛇の列、打ち合わせの時間が迫っているので、諦める。
「あっ、そうだこのビルの3階にカレー屋あったよな…空いてたら入ろう」
ということで階段を登る。2階3階とも中国人の色っぽいお姉さんのマッサージの呼び込み。「ニュー新橋ビル」はいろんな店舗が入っていて面白い。この怪しい店ばかりが集う3階に超意味深な店名の「みぼうじんカレー」がある。
ニュー新橋ビル地下一階にある「おか田」で、めちゃ旨のビーフカツをいただこうと行ってみたら長蛇の列、打ち合わせの時間が迫っているので、諦める。
「あっ、そうだこのビルの3階にカレー屋あったよな…空いてたら入ろう」
ということで階段を登る。2階3階とも中国人の色っぽいお姉さんのマッサージの呼び込み。「ニュー新橋ビル」はいろんな店舗が入っていて面白い。この怪しい店ばかりが集う3階に超意味深な店名の「みぼうじんカレー」がある。
JR代々木駅から徒歩6分、正確には小田急線「南新宿駅」から徒歩1分。
店内の壁一面にロックスターのポスター、ひときわ大きいのがジミヘン、ロックバーだね。L字のカウンター9席、その内側には酒に混ざって無数のCD、タオルをほっかぶりした腰の低い穏やかな50前後のマスター。
中野北口から早稲田通りへ、「薬師あいロード商店街」を100mほど進むと、町の中華屋「代一元」が現れる。近所にはスペイン飴の専門店「パパブブレ」や、色々な怪獣のフィギアなどが飾られ、食事や酒も楽しめる「大怪獣サロン」なんてのもある。
三宿の交差点角の2階にある「潮州料理」の中華料理屋で、昼夜問わずいつも賑わっている。僕はこの店を訪れるのは3回目かな?
メニューは100種類ほどあるんじゃないか。とにかく一品料理が充実していてどれを頼むかワクワクする。人気の「香港麺」はちょい白濁したサッパリとしてスープに硬質な細麺、これに様々な具をあしらってメニューのバリエーションを構成している。
渋谷から明治通りを恵比寿方面へ直進、東交番前の交差点の手前右手に「チリチリ」がある。
この店何年ぶりかな? 長いこと来てなかった。店内は縦長で、綺麗な白いタイル地のカウンター11、2席ってとこか。 続きを読む 渋谷「チリチリ」爽やかなスパイス感。ほどよい旨味と酸味に彩られたカレーライス
東急沿線の情報誌『SULAS』8月号(7月20発売)。特集「夏に食べたいとっておきカレー、シンプルカレー」で「僕のカレー人生半生記」というエッセイを掲載しました。
上野にある「東京都美術館」で、「ポンピドーセンター傑作展」が開催されていたので、見に行ってきた。
19歳の頃、初めて真冬の札幌を訪れた。バックパッカーとしてのデビューである。「大通公園」でまどろんでいると、メガネをかけた4、50歳のオヤジが話しかけてきた。
「兄ちゃん腹減っでねーか?」
「あっ、はい」
「だったら俺がおごってやっから、ジンギスカンでも食いに行くべ」
オヤジの勢いに飲まれるように、「札幌ビール園」にふらふらとついて行ってしまった。
「飲め飲め、食え食え」
未成年だったが、ビールをジャカスカ、ジンギスカンを貪り、もうお腹一杯。
「ちょっと、トイレ行っでくるから」
と言って、オヤジはそのままトンズラ。
「騙された!」 続きを読む 高田馬場「羅偉伝」思い出の味噌ラーメン
「ちょっと化学調味料の効いた普通の醤油ラーメンが食いたいな」
という気分の時に訪れるラーメン屋が「太陽」だ。江古田にも同名の「太陽」があり系列店だと思うけど、取材をしたことがないので定かじゃない。
幡ヶ谷駅から「6号通り商店街」を入り、150メートルほど先の左手路地の2階に「青い鳥」がある。
開店前に行くとすでに行列、と思いきや、1階にある「不如帰」という淡麗系のラーメン屋があり、その行列。両店の客が混ざり合っているので、ちょっとややっこしい。
一般にインド料理屋で「ホウレン草カレー」のことを「サグカレー」と言うけど、これは間違い。サグは本来「菜の花」のことで、ホウレン草は正しくはパラック。だから「パラックカレー」となる。ところで「ビオレッタ」のこの緑色のカレーは、地元産の小松菜を使った「江戸川産小松菜カレー」だ。実はこの江戸川区界隈は小松菜発祥の地とされ、かつて小松川に鷹狩りい来た、八代将軍徳川吉宗が、昼食に出された青菜の美味しさに驚き、地名の小松川から小松菜と命名したのが由来とか。
10数年前のこと。
「あのシットリとした口当たりがたまらないんだよね。ホンとは教えたくなかったんだけど……」
とこの「天康」にほど近い大手印刷会社に勤める飲み友だちが、升酒をゆっくりと傾けながら僕にこっそりと教えてくれた。彼が入社したての頃、上司に連れられて「かき揚げを食べるんだったらここ」と教えられた店なのだそうだ。
池袋西口から要町方向へ真っ直ぐ、「西口五差路」の交差点から斜め右手、通称キャバクラ街の一角にうなぎ専門店「まんまる」がある。
知り合いのカメラマンの個展があり、新宿御苑を訪れ、たまたま会場で出くわした友人と2人で昼飯を食うことになった。
「どこか知ってる店ある?」
「あるけど、つまらないから新しい店探そうよ」
ということで、見つけたのが「朱鳶」だった。
ちょっと前に高円寺の早稲田通り沿いにある「竜ちゃん」という居酒屋の帰りに、
「たしか、この辺にハンバーグ専門店があったよな。名前なんだったっけ…」
とふと思い出した。ある日、その店を探しに訪れたが見当たらない。すでに閉店してしまったのだろう。その途中でカレーライスのノボリが目に飛び込んできて見つけたのが「豆くじら」だった。
JR秋葉原駅中央改札を出て、昭和通りを渡って、御徒町方向へ。蔵前橋通りにぶつかる交差点の二つ手前の路地を右折。60メートル先に「粋な一生」がある。
最近「ロメスパ」という言葉が流行している。ロメとは「路面」、スパは「スパゲティ」、つまり路面のスパゲティ屋のことで、立ち食い感覚で気軽に食べられるスパゲティ屋のことを言うようだ。
スパゲティとパスタは別物で、僕たちが認識するスパゲティはイタ飯ではない。例えば有楽町の「ジャポネ」、大手町「リトル小岩井」、恵比寿「アンクルトム」なんか紛れもなくスパゲティだね。
僕が使っている万年筆の書き味が悪くなり、ペン先を直してくれる工房が、堀切菖蒲園にあることを知って訪れた。その帰りに初めてこの店にお邪魔したのが始まり。かれこれ十数年前のことである。
門前仲町駅から清澄通りを越中島方向へ進む。大横川の「くろふね橋」を渡り、150メートルほど先の左手に、「ひつじの新町や」が現れる。店内はL字型のカウンター 10席、座敷は6人ほど座れるスペースだ。
日本にあるインドカレーの多くが宮廷(ムガール)カレーで、あのエッジの効いていないぼやけた味は僕の好みではない。一方のパンジャブカレーは、北インドからパキスタンの一般庶民が楽しむカレーと言ってもいい。ここのカレーはその部類にあって、やたら凝った味付けではなく、素材が活かされた味わいだ。
JR京浜東北線「浦和駅」東口から徒歩20分かな? なんせ車で食べに行っているもんでね、たぶんそのぐらい。産業道路沿いにある佐野ラーメン「たかの」だ。
夜は知らないけど昼時いつも行列の人気店。この日は「べんてん」の田中さんと2人でお邪魔した。
町田駅から徒歩3分。「仲見世飲食街」の一角にある「アサノ」に出合って20数年になる。店の棚にはコック帽をかぶったゴルバチョフ人形がさりげなくデコレート、先代のご主人と瓜二つだった。
北千住西口駅前から左手のディープな飲み屋街の入口に右手に、串揚げ立ち飲みの「天七」がある。
午後4時の開店と同時に30数人収容できる大きなコの字型のカウンターは隅から埋まって行き、あっと言う間に満杯の有様。混雑時には体を斜めにしなければ酒が飲めないほどの状態になる。
日本酒評論家、フードコーディネーター、デザイン会社の社長と4人で、なぜか門前仲町で打ち合わせをすることになった。「深川不動尊」の前で待ち合わせをして、適当な店に飛び込んだのだが、
「この店なんか落ち着かないよな?」
「俺もそう思ってたんだよ」
とさっさと店を出て、町を徘徊。
「この店の佇まいはいいね」
と飛び込んだのが「多幸坊」だった。もう10年ほど前のこと。
「うちの近所にいい店できたんですよ。カミさんと二人で行ったんですけど、いい酒そろってるし、刺身も旨いし、何食べても外れがなくて。特におすすめなのがカツサンド、これ最高ですよ」
浅草橋駅西口から蔵前橋通り方向へ、「おかず横丁」の一角に「まめぞ」がある。徒歩7分ほど。この店は界隈に住む友人の編集者からの紹介だった。
店名のウォンハルメとは「ウォン婆さん」、ソムンナンは「噂の」、「タッ」は鶏、「カンマリ(正確にはハンマリ)」は一羽。つまり「ウォン婆さんの噂の丸鶏」ということになる。
行き方は、地下鉄4号線「東大門駅」9番出口から徒歩約5分、または地下鉄1号線「鍾路5街駅」5番出口から徒歩5分ほど。