ガラにもなく人形好きなボクは、10数年前「東京都現代美術館」で催された「球体関節人形展」を訪れたことがあった。球体関節人形とは、もともと西洋に息づく伝統適用式で、その人形を基軸にシュールレアリスムの人形作家ハンス・ベルメールが前衛的な作品を発表。その影響を受けた日本人作家が独自の球体関節人形を進化させていった。展示は四谷シモンなどを含めた作家17人の作品が紹介されていたが、ボクの好きな辻彩香の作品が見当たらずちょっと残念だった。攻殻機動隊の劇場版、押井守監督の「イノセンス」がロードショーと同時の頃で、この展覧会とコラボしていたのを記憶している。
その帰り、昼飯探しで出合ったのがも下町のバラエティー食堂「実用食堂七福」だった。