「小野ちゃん、川口に美味しいラーメン屋があるんだよ。注文を受けてから小型の製麺機で、1玉ずつ麺切りするんだよ、仕事が丁寧でスープもよく出来てるんだよね、一緒に行かない?」
と高田馬場にあった「べんてん」の主人、田中さんに誘われた。JR京浜東北線「川口駅」西口から徒歩10分。住宅街の中にぽつんとあり、よく見ていないと通り過ぎてしまう目立たない店だ。
「小野ちゃん、川口に美味しいラーメン屋があるんだよ。注文を受けてから小型の製麺機で、1玉ずつ麺切りするんだよ、仕事が丁寧でスープもよく出来てるんだよね、一緒に行かない?」
と高田馬場にあった「べんてん」の主人、田中さんに誘われた。JR京浜東北線「川口駅」西口から徒歩10分。住宅街の中にぽつんとあり、よく見ていないと通り過ぎてしまう目立たない店だ。
東中野銀座通りは、タンメンの名店「味の十番」があるのでよく訪れていて、その通り沿いでたまたま見つけた店だ。店の外観はポップでお洒落なエスニック料理屋風で、てっきり日本人が経営しているのかと思ったら、従業員は全員ネパール人だった。
この日は、ゆる~い山歩きを楽しもうと、JR青梅線「御岳山駅」に降り立つ。ここから路線バスで「ケーブル下」まではで約10分。バス停からさらにケーブルカー乗り場「滝本駅」の坂道を登るんだけど、これだけで結構きつかった。
滝本駅からケーブルカーに乗って「御岳山駅」の終点へ。すでにここから「東京スカイツリー」が遠方にちょこっと見えて気分爽快。山歩きの出発点。
森の中、清流沿いをひたすら歩き、樹木が放つフィトンチッド効果に癒されたね。往復3時間ぐらいかな、高低差はあまりなくて歩きやすかった。
その帰り、青梅線の「御岳山駅」に戻ってきたとき、目に飛び込んできたのがカレーの看板。
「変なところでカレー見つけちゃったな…」
通り過ぎようとしたけど、後ろ髪を引かれちゃって「つちのこカフェ」へ飛び込んだ。
地下鉄東西線「早稲田」駅から徒歩2分。昭和33年からこの地に息づく「メルシー」は、リーズナブルな価格もあるけど、なによりもその美味しさに定評があり、昼時問わずサラリーマン、学生でひしめいていて、相席は当たり前。
水道橋駅、西口と東口を結ぶ中ほどの横丁に、天ぷら専門店の「天久」がある。昼時は近所のサラリーマンで満席の繁盛ぶり。廉価な「天久天丼」750円や「ランチのサービス天ぷら定食」850円が人気で、ちょっと遅い時間に行くと売り切れてしまう。
池袋西口の地上から徒歩2分。ありふれたスタンドカレー屋にしか見えないけど、そんな風情を装いながら、絶品のカレーライスを提供してくれる。それと店名が気取ってなくて潔い。
池袋に来たとき、
「今日はエスニックなカレーじゃなくて、ごく普通のカレーライスが食いたいな…」
とこんな気分の時に必ず寄る店だ。
新宿西口、青梅街道に面した「昌平」は、昼時はいつもごった返す賑わいだ。中華料理屋なので、一品もの、丼ものなど多数のメニューがあり、どれをいただいても文句なし。
西武池袋線「桜台駅」の横丁にあるこの店は、いつ訪れても行列だ。
昔はつけ麺もやってたんだけど、いつの間にか止めてしまい、タンメンオンリーに姿を変えた。お勧めはなんといっても「赤玉タンメン」だ。この日は、
「赤玉タンメンの太麺並盛り、ワンタン3つにチャーシュー」
細麺か太麺をチョイスし、並、中、大盛りとある。トッピングのワンタンは6つで200円、3つで100円、チャーシューは100円となっている。細麺は一度も頼んだことがないのでどんなものか全く不明。
池袋西口。立教通りの横丁にある店で、スパイス料理とワイン、店内でも販売している天然酵母のパンが売りのようだ。
この店を紹介してくれたのは友人からだった。
「ここの料理はなに食ってもハズレがないから行ってみな」
ということで初めて訪れたのは15年前ほど。いまでは、光が丘や成増に用事があるときに、必ず立ち寄る中華屋になった。
2ヶ月に1回ほど4、5人で居酒屋放浪の旅に出る。その度に場所はいろいろだけど、この日はその放浪仲間、三宿にある「Bar ONCE(オンセ)」のオーナー、青ちゃんの行きつけの「富水」にした。
ここは店頭で鮮魚を商いする奥で居酒屋を営む変わった店で、客層はビジネスマン、OL、ご隠居、家族連れが多い。店内はけっこうなキャパがあるけど、開店と同時にほぼ満席になる賑わいぶりだ。
「この店美味しいから一度行ってみて」
と、吉祥寺の友人から言われていたけど、なかなか行く機会がなかった。
ある日の午前中、立川に用があり、その帰りに西荻窪に舞い降りた。南口から「仲通り商店街」を抜けて真っすぐ進むと、左手に「オーケストラ」が現れる。カフェといっても店内は重厚感が漂い、浮き足立った店造りじゃない、いい雰囲気だ。
この店はしばらくぶりだ。開店当初は1ヶ月に一度のペースで通っていたけど、あれよあれよという間に行列。足が遠のいてしまった。
いつもはプレーンハンバーグだけど、1度試してみたかったのが「ホワグラハンバーグ」。
5月21日土曜日、明治大学リバティアカデミー「カレー探訪講座」で「東京カレー散歩」と題して講義します。
最近のカレーの傾向とか、新しいお店の紹介を交えて、面白おかしく語る予定です。
魚を食べるときはだいたい寿司屋が多いけど、大人数となると寿司屋じゃままならない。
そんなときは割烹料居酒屋に限る。看板には「まずい魚」と謳っている「青柳」は、界隈一番の旨い鮮魚を揃えている店で、また気の利いた酒の肴が豊富だ。
数ヶ月に一回の割合で同業者の飲み会がある。この集まりは女性が多少いるので、普段は女性好みの店が多いんだけど、
「たまにはオヤジが集うような渋い飲み会にしよう」
ということで、浅草の「ニュー王将」に決まった。この店に訪れるのは7、8年ぶりかな。
駅前から早稲田通りを小滝橋方面へ上り、西友ストアーを過ぎた15メートルほど先の右手に、「セブンビル地下飲食店街」という怪しい雑居ビルが現れる。その地下に焼きとん専門の「おかしら」がある。
この店は取材お断りで、ほとんど媒体には載っていない店だ。
南青山の横丁に、味わいの中華料理屋&居酒屋がある。いつも予約で大賑わいだ。
この日は青山にあるデザイン会社の社長とカメラマン、ウェブデザイナーと僕の4人で訪れた。
「小野ちゃん、ここはね青山で3本の指に入るいい店なんだよね」
「これ、中華料理屋じゃん」
「そう、でもね夜はほぼ居酒屋なのよ、大将は地元が築地で、刺身は新鮮だし、気の利いたいいつかみが沢山あるんだよね」
高田馬場の駅に近い住宅街の裏路地に、突如現れた焼きそば専門店。
店の前を通りがかったとき、ガラス越しに麺を打つ作業を目撃して「新しいうどん屋が出来たのか」と看板も見ずに店内へ突入。カウンターに座ると、どうも様子がおかしい。
「おふくろ的カレー」というと、その響き自体になにか気恥ずかしいものを感じる。便宜上インド、その他のエスニック、欧風とカレーを分類した場合、「おふくろ的カレー」という項目を引き合いに出さなければ語れない、そんなカレーライスの領域がある。
月並みだけど、原体験のカレーライス。つまり、家庭で子供の頃から食べ慣れてきたものだ。各家庭によって、味わいは千差万別だろうが、基本の「ルー」はどこの家庭も市販のもの、または各メーカーをブレンドしたものと相場は決まっている。だから、個人個人で味覚の違いはあるにせよ、懐かしむ味自体、どこか似ていることは間違いないだろう。
「オレはグリコのワンタッチカレー」
「アタシんちはジャワカレー」
「僕の家は甘党だから、バーモントカレーだね」
とおよそこんな具合。
つまり家庭のカレー、いわゆる「おふくろ的カレー」は、美味い不味いはという世界ではなく、子供の頃に食べていたカレーにいかに近い味かということが、勝負の分かれ目になってくる。そんなカレーは、町の定食屋、蕎麦屋、喫茶店、洋食屋にと無数にあって、その個人の原体験にかなった味の店に流れていくものではないか。
といった「おふくろ的カレー」の中でも、一押しの店が、四ツ谷にある「じゃがいも」だ。
この店を知ったのは、築地にある大手食品メーカーのマーケティング部のK氏からだった。
「ドイツ料理の居酒屋なんですが、ここに美味しいカレーがあるんですよ。ぜひ食べてみてください」
とのことだったけど、随分と時間が流れてしまった。何ヶ月か経って、やっと訪れることができた。
池袋西口に行列の中華料理屋「楊」がある。たまに痺れる料理が恋しくなると、この店を訪れている。本店は十条駅そばにあって、この2号店がなかった頃はよく通っていたけど、池袋にできてからここばかりになった。
ラジオパーソナリティー大野勢太郎さんのラジオアプリ「勢太郎の海賊ラジオ」の番組内「あの人が私の船にやってきた」の9人目のゲストとして、招かれました。内容は居酒屋の話を5日にわたって収録したものです。今週5月10~21日に配信される予定。
北インドで食される、ほうれん草とチーズのカレー。
本来はニンニクやショウガは使わず、フェネグリークという小さな豆のようなスパイスの葉っぱを乾燥させた、カスリメティというハーブを使うが、ここでは省略。日本人の味覚にあったレシピにアレンジした。
北インドで食される『チキンのミートボールカレー』。
本来はもう少々多くのパウダースパイスを使うが、ここでは簡略化した。
第1回目は僕の大好きな『チキンカレー』。
北インドやパキスタンで食されるポピュラーなカレーをメース、クローブパウダーを少量足して野趣感をアレンジしてみた。
ラーメン屋を開業するという人から、試食してくれないかと依頼があった。
仕事柄この手の話はよくあるのだが、だいたい悲しい気分に陥り、どうアドバイスしていいのか途方にくれることがしばしば。ところが試作した醤油ラーメンのスープを一口すすったとき、あまりの美味しさにあっという間に完食してしまった。