小野員裕 のすべての投稿

桜台「まるよし商店」凄旨のタンメン

DSC04161

西武池袋線「桜台駅」の横丁にあるこの店は、いつ訪れても行列だ。

昔はつけ麺もやってたんだけど、いつの間にか止めてしまい、タンメンオンリーに姿を変えた。お勧めはなんといっても「赤玉タンメン」だ。この日は、

「赤玉タンメンの太麺並盛り、ワンタン3つにチャーシュー」

細麺か太麺をチョイスし、並、中、大盛りとある。トッピングのワンタンは6つで200円、3つで100円、チャーシューは100円となっている。細麺は一度も頼んだことがないのでどんなものか全く不明。

続きを読む 桜台「まるよし商店」凄旨のタンメン

成増「裕華」誰も知らない旨い中華屋

DSC04058

この店を紹介してくれたのは友人からだった。

「ここの料理はなに食ってもハズレがないから行ってみな」

ということで初めて訪れたのは15年前ほど。いまでは、光が丘や成増に用事があるときに、必ず立ち寄る中華屋になった。

続きを読む 成増「裕華」誰も知らない旨い中華屋

門前仲町「富水」魚屋が営む賑わいの居酒屋

DSC01709

2ヶ月に1回ほど4、5人で居酒屋放浪の旅に出る。その度に場所はいろいろだけど、この日はその放浪仲間、三宿にある「Bar ONCE(オンセ)」のオーナー、青ちゃんの行きつけの「富水」にした。

ここは店頭で鮮魚を商いする奥で居酒屋を営む変わった店で、客層はビジネスマン、OL、ご隠居、家族連れが多い。店内はけっこうなキャパがあるけど、開店と同時にほぼ満席になる賑わいぶりだ。

続きを読む 門前仲町「富水」魚屋が営む賑わいの居酒屋

西荻窪「カフェオーケストラ」インドカレー

DSC04096

「この店美味しいから一度行ってみて」

と、吉祥寺の友人から言われていたけど、なかなか行く機会がなかった。

ある日の午前中、立川に用があり、その帰りに西荻窪に舞い降りた。南口から「仲通り商店街」を抜けて真っすぐ進むと、左手に「オーケストラ」が現れる。カフェといっても店内は重厚感が漂い、浮き足立った店造りじゃない、いい雰囲気だ。

続きを読む 西荻窪「カフェオーケストラ」インドカレー

新宿御苑「ハンバーグウィル」行列の確かに旨いハンバーグ

DSC04084

この店はしばらくぶりだ。開店当初は1ヶ月に一度のペースで通っていたけど、あれよあれよという間に行列。足が遠のいてしまった。

いつもはプレーンハンバーグだけど、1度試してみたかったのが「ホワグラハンバーグ」。

続きを読む 新宿御苑「ハンバーグウィル」行列の確かに旨いハンバーグ

高田馬場「青柳」居酒屋で魚を食べるならこの店

DSC03719

魚を食べるときはだいたい寿司屋が多いけど、大人数となると寿司屋じゃままならない。

そんなときは割烹料居酒屋に限る。看板には「まずい魚」と謳っている「青柳」は、界隈一番の旨い鮮魚を揃えている店で、また気の利いた酒の肴が豊富だ。

続きを読む 高田馬場「青柳」居酒屋で魚を食べるならこの店

浅草「ニュー王将」渋い居酒屋の名店

DSC03996

数ヶ月に一回の割合で同業者の飲み会がある。この集まりは女性が多少いるので、普段は女性好みの店が多いんだけど、

「たまにはオヤジが集うような渋い飲み会にしよう」

ということで、浅草の「ニュー王将」に決まった。この店に訪れるのは7、8年ぶりかな。

続きを読む 浅草「ニュー王将」渋い居酒屋の名店

高田馬場「おかしら」馬場で焼きとんを食べるなら、この居酒屋が一番

DSC00638

駅前から早稲田通りを小滝橋方面へ上り、西友ストアーを過ぎた15メートルほど先の右手に、「セブンビル地下飲食店街」という怪しい雑居ビルが現れる。その地下に焼きとん専門の「おかしら」がある。

この店は取材お断りで、ほとんど媒体には載っていない店だ。

続きを読む 高田馬場「おかしら」馬場で焼きとんを食べるなら、この居酒屋が一番

表参道「ひちょう」中華居酒屋、気の利いた酒の肴で居心地満点!

DSC03923

南青山の横丁に、味わいの中華料理屋&居酒屋がある。いつも予約で大賑わいだ。

この日は青山にあるデザイン会社の社長とカメラマン、ウェブデザイナーと僕の4人で訪れた。

「小野ちゃん、ここはね青山で3本の指に入るいい店なんだよね」

「これ、中華料理屋じゃん」

「そう、でもね夜はほぼ居酒屋なのよ、大将は地元が築地で、刺身は新鮮だし、気の利いたいいつかみが沢山あるんだよね」

続きを読む 表参道「ひちょう」中華居酒屋、気の利いた酒の肴で居心地満点!

高田馬場「みかさ」手打ち焼きそば

DSC03919

高田馬場の駅に近い住宅街の裏路地に、突如現れた焼きそば専門店。

店の前を通りがかったとき、ガラス越しに麺を打つ作業を目撃して「新しいうどん屋が出来たのか」と看板も見ずに店内へ突入。カウンターに座ると、どうも様子がおかしい。

続きを読む 高田馬場「みかさ」手打ち焼きそば

四谷「じゃがいも」洗練されたお母さんの美味しいカレーライス

DSC_1856

「おふくろ的カレー」というと、その響き自体になにか気恥ずかしいものを感じる。便宜上インド、その他のエスニック、欧風とカレーを分類した場合、「おふくろ的カレー」という項目を引き合いに出さなければ語れない、そんなカレーライスの領域がある。

月並みだけど、原体験のカレーライス。つまり、家庭で子供の頃から食べ慣れてきたものだ。各家庭によって、味わいは千差万別だろうが、基本の「ルー」はどこの家庭も市販のもの、または各メーカーをブレンドしたものと相場は決まっている。だから、個人個人で味覚の違いはあるにせよ、懐かしむ味自体、どこか似ていることは間違いないだろう。

「オレはグリコのワンタッチカレー」

「アタシんちはジャワカレー」

「僕の家は甘党だから、バーモントカレーだね」

とおよそこんな具合。

つまり家庭のカレー、いわゆる「おふくろ的カレー」は、美味い不味いはという世界ではなく、子供の頃に食べていたカレーにいかに近い味かということが、勝負の分かれ目になってくる。そんなカレーは、町の定食屋、蕎麦屋、喫茶店、洋食屋にと無数にあって、その個人の原体験にかなった味の店に流れていくものではないか。

といった「おふくろ的カレー」の中でも、一押しの店が、四ツ谷にある「じゃがいも」だ。

続きを読む 四谷「じゃがいも」洗練されたお母さんの美味しいカレーライス

築地「ピラミッド」ドイツ料理居酒屋のビターなカレーライス

DSC03966

この店を知ったのは、築地にある大手食品メーカーのマーケティング部のK氏からだった。

「ドイツ料理の居酒屋なんですが、ここに美味しいカレーがあるんですよ。ぜひ食べてみてください」

とのことだったけど、随分と時間が流れてしまった。何ヶ月か経って、やっと訪れることができた。

続きを読む 築地「ピラミッド」ドイツ料理居酒屋のビターなカレーライス

池袋「中国家庭料理 楊2号店」唐辛子と花椒で痺れる坦々麺と麻婆豆腐

DSC03458

池袋西口に行列の中華料理屋「楊」がある。たまに痺れる料理が恋しくなると、この店を訪れている。本店は十条駅そばにあって、この2号店がなかった頃はよく通っていたけど、池袋にできてからここばかりになった。

続きを読む 池袋「中国家庭料理 楊2号店」唐辛子と花椒で痺れる坦々麺と麻婆豆腐

ラジオアプリ「勢太郎の海賊ラジオ」、「あの人が私の船にやってきた」に出演します。

 

unnamed2ラジオパーソナリティー大野勢太郎さんのラジオアプリ「勢太郎の海賊ラジオ」の番組内「あの人が私の船にやってきた」の9人目のゲストとして、招かれました。内容は居酒屋の話を5日にわたって収録したものです。今週5月10~21日に配信される予定。

続きを読む ラジオアプリ「勢太郎の海賊ラジオ」、「あの人が私の船にやってきた」に出演します。

ほうれん草とインドチーズのカレー

北インドで食される、ほうれん草とチーズのカレー。
本来はニンニクやショウガは使わず、フェネグリークという小さな豆のようなスパイスの葉っぱを乾燥させた、カスリメティというハーブを使うが、ここでは省略。日本人の味覚にあったレシピにアレンジした。

続きを読む ほうれん草とインドチーズのカレー

上板橋「魂の中華そば」めちゃ旨ラーメン

ラーメン屋を開業するという人から、試食してくれないかと依頼があった。

仕事柄この手の話はよくあるのだが、だいたい悲しい気分に陥り、どうアドバイスしていいのか途方にくれることがしばしば。ところが試作した醤油ラーメンのスープを一口すすったとき、あまりの美味しさにあっという間に完食してしまった。

続きを読む 上板橋「魂の中華そば」めちゃ旨ラーメン

学芸大学「すぱいす暮らし」体を芯から元気にさせてくれるインドカレー

DSC03802

東急東横線「学芸大学駅」東口から徒歩2分。

この店のオーナーと知り合って6、7年になるだろうか。インド料理好きな彼女は会社勤めのかたわら、数ヶ月に1回の割合で、いろいろなスペースを借りてインド料理のイベントを精力的に催していた。初期の頃は雀荘を借りていたこともあったね。彼女がこしらえる様々なインド料理、カレーはバラエティーに富んでいて、集まるファンを魅了し続けていた。まわりの友人たちは彼女のことを「カレー子ちゃん」とニックネームで呼ぶほどだった。

続きを読む 学芸大学「すぱいす暮らし」体を芯から元気にさせてくれるインドカレー

新大久保「ソルティーカージャガル」スパイス屋の奥に隠れた極旨のネパールカレー

DSC03774

新大久保駅前、大久保通りから垂直に伸びるスパイス専門店が連なる細い商店街。まるでインド、オールドデリー「チャンドニーチョーク」さながら。まあ、リトルチャンドニーチョークだね。

続きを読む 新大久保「ソルティーカージャガル」スパイス屋の奥に隠れた極旨のネパールカレー

銀座「おば古」燻し銀の小料理屋の昼めし

PAP_0264

京橋駅に近い銀座の外れ、首都高速の高架そばに、山形県庄内の郷土料理を謳う、燻し銀の小料理屋「おば古」がある。洒落たビルが林立する喧騒の銀座にあって、そのポツンと佇む古の和の風情、吸い寄せられるように誘われた。

続きを読む 銀座「おば古」燻し銀の小料理屋の昼めし

神保町「まんてん」迫力の全部のせカレー!

IMG_8053

神保町の交差点から白山通りを後楽園方面へ直進、細い路地を右折すると、左手に昼夜賑わうカレー専門店「まんてん」が現れる。

このカレー屋は、学生、小づかい3万円のサラリーマンのオアシスだ。メニューは並カレー450円、大盛り500円、ジャンボ550円が基本。並みでも一般のカレーライスの1.5倍ほどあり、大盛りはさらにその1.5倍ほど、ジャンボは3倍の量があるのではないか。「まんてん」のカレーは、小麦粉のトロミが効いたカレーソースは仄かな甘みと深い旨味に彩られ、具は豚の挽き肉のみ、どこかキーマカレーをホウフツとさせる。いついただいても飽きのこない味わい、ふとした時に恋しくなるそんなカレーライスだ。

続きを読む 神保町「まんてん」迫力の全部のせカレー!

東長崎「カクタスカフエ」トルコライス

DSC01914

ずいぶん昔に、長崎へ「トルコライス」の食べ歩きの旅に出たことがあった。トルコライス発祥の店「ツル茶ん」を始め5、6軒訪ねたかな。現地のソウルフードはわかっていたけど、まさか長崎市役所内の食堂のメニューにもあったんでちょっと驚かされた記憶がある。ケータイもなかった時代で、写真は撮ったはずだけど、ネガが見当たらないんだよね。

続きを読む 東長崎「カクタスカフエ」トルコライス

浅草「河金」大正7年誕生の元祖カツカレー

DSC00959

カツカレーの歴史は2通りある。いま巷で見かけるカツカレーのスタイルを最初に作ったのが銀座「グリルスイス」、昭和23年のことだ。当時元巨人軍の故千葉茂さんが「カレーにカツをのせてくれ」という要望から誕生したそうだ。でも大正7年に浅草にあった洋食屋台の「河金」でカツカレーは誕生していた。「カツにカレーを乗せてくれ」という客の一言で誕生したのが「河金丼」で、「カレーにカツ」と「カツにカレー」という逆のエピソードが面白い。

続きを読む 浅草「河金」大正7年誕生の元祖カツカレー

茅場町「カリーシュダ」ウェルネスなインド風カレー、美味

DSC02135

初老のご夫婦で切り盛りするアットホームなカレー専門店「カリーシュダ」。

1番人気は「鶏もも肉のカレー」これホントに美味しい、でも、ご覧の「牛のキーマカレー」や、写真はないけど「ラム肉のカレー」も大好きだな。

続きを読む 茅場町「カリーシュダ」ウェルネスなインド風カレー、美味

横須賀「ポートマーケット」「なぶら」生シラスはホントに旨いのか?

無題

世間で騒いでいる「生シラス」はホントに美味しいのか、という疑問があった。正直、食べたことがなかったので、これは経験しなければいけないと思い、横須賀中央に住む友人から情報を得て、横須賀「ポートマーケット」を訪れた。

続きを読む 横須賀「ポートマーケット」「なぶら」生シラスはホントに旨いのか?

韓国ソウル「キョデコプチャン」ソウル教育大学向かいの人気のホルモン焼き屋

SN3J0052

コプチャンを知ったのは、前回のソウル「真味食堂」の「カンジャンケジャン」でも話しているけど、友人の仕事のサポートで韓国ソウルに訪れたのが始まり。

「小野さん、イチオシのコプチャン屋があるんで行きましょうよ」

「えっ、コプチャンってナニ?」

「牛の小腸で、日本だと焼きトン屋にあるシロですよ。日本のものは、裂いて余分な脂身落としているけど、韓国のは丸のまま野菜と一緒に焼くスタイルで、これが美味いんですよ。他に大腸(テッチャン)、直腸(マッチャン)の盛り合わせもあるんですけど、やっぱコプチャンがいいですね」

続きを読む 韓国ソウル「キョデコプチャン」ソウル教育大学向かいの人気のホルモン焼き屋