西武池袋線「桜台駅」の横丁にあるこの店は、いつ訪れても行列だ。
昔はつけ麺もやってたんだけど、いつの間にか止めてしまい、タンメンオンリーに姿を変えた。お勧めはなんといっても「赤玉タンメン」だ。この日は、
「赤玉タンメンの太麺並盛り、ワンタン3つにチャーシュー」
細麺か太麺をチョイスし、並、中、大盛りとある。トッピングのワンタンは6つで200円、3つで100円、チャーシューは100円となっている。細麺は一度も頼んだことがないのでどんなものか全く不明。
西武池袋線「桜台駅」の横丁にあるこの店は、いつ訪れても行列だ。
昔はつけ麺もやってたんだけど、いつの間にか止めてしまい、タンメンオンリーに姿を変えた。お勧めはなんといっても「赤玉タンメン」だ。この日は、
「赤玉タンメンの太麺並盛り、ワンタン3つにチャーシュー」
細麺か太麺をチョイスし、並、中、大盛りとある。トッピングのワンタンは6つで200円、3つで100円、チャーシューは100円となっている。細麺は一度も頼んだことがないのでどんなものか全く不明。
この店を紹介してくれたのは友人からだった。
「ここの料理はなに食ってもハズレがないから行ってみな」
ということで初めて訪れたのは15年前ほど。いまでは、光が丘や成増に用事があるときに、必ず立ち寄る中華屋になった。
2ヶ月に1回ほど4、5人で居酒屋放浪の旅に出る。その度に場所はいろいろだけど、この日はその放浪仲間、三宿にある「Bar ONCE(オンセ)」のオーナー、青ちゃんの行きつけの「富水」にした。
ここは店頭で鮮魚を商いする奥で居酒屋を営む変わった店で、客層はビジネスマン、OL、ご隠居、家族連れが多い。店内はけっこうなキャパがあるけど、開店と同時にほぼ満席になる賑わいぶりだ。
「この店美味しいから一度行ってみて」
と、吉祥寺の友人から言われていたけど、なかなか行く機会がなかった。
ある日の午前中、立川に用があり、その帰りに西荻窪に舞い降りた。南口から「仲通り商店街」を抜けて真っすぐ進むと、左手に「オーケストラ」が現れる。カフェといっても店内は重厚感が漂い、浮き足立った店造りじゃない、いい雰囲気だ。
この店はしばらくぶりだ。開店当初は1ヶ月に一度のペースで通っていたけど、あれよあれよという間に行列。足が遠のいてしまった。
いつもはプレーンハンバーグだけど、1度試してみたかったのが「ホワグラハンバーグ」。
5月21日土曜日、明治大学リバティアカデミー「カレー探訪講座」で「東京カレー散歩」と題して講義します。
最近のカレーの傾向とか、新しいお店の紹介を交えて、面白おかしく語る予定です。
魚を食べるときはだいたい寿司屋が多いけど、大人数となると寿司屋じゃままならない。
そんなときは割烹料居酒屋に限る。看板には「まずい魚」と謳っている「青柳」は、界隈一番の旨い鮮魚を揃えている店で、また気の利いた酒の肴が豊富だ。
数ヶ月に一回の割合で同業者の飲み会がある。この集まりは女性が多少いるので、普段は女性好みの店が多いんだけど、
「たまにはオヤジが集うような渋い飲み会にしよう」
ということで、浅草の「ニュー王将」に決まった。この店に訪れるのは7、8年ぶりかな。
駅前から早稲田通りを小滝橋方面へ上り、西友ストアーを過ぎた15メートルほど先の右手に、「セブンビル地下飲食店街」という怪しい雑居ビルが現れる。その地下に焼きとん専門の「おかしら」がある。
この店は取材お断りで、ほとんど媒体には載っていない店だ。
南青山の横丁に、味わいの中華料理屋&居酒屋がある。いつも予約で大賑わいだ。
この日は青山にあるデザイン会社の社長とカメラマン、ウェブデザイナーと僕の4人で訪れた。
「小野ちゃん、ここはね青山で3本の指に入るいい店なんだよね」
「これ、中華料理屋じゃん」
「そう、でもね夜はほぼ居酒屋なのよ、大将は地元が築地で、刺身は新鮮だし、気の利いたいいつかみが沢山あるんだよね」
高田馬場の駅に近い住宅街の裏路地に、突如現れた焼きそば専門店。
店の前を通りがかったとき、ガラス越しに麺を打つ作業を目撃して「新しいうどん屋が出来たのか」と看板も見ずに店内へ突入。カウンターに座ると、どうも様子がおかしい。
「おふくろ的カレー」というと、その響き自体になにか気恥ずかしいものを感じる。便宜上インド、その他のエスニック、欧風とカレーを分類した場合、「おふくろ的カレー」という項目を引き合いに出さなければ語れない、そんなカレーライスの領域がある。
月並みだけど、原体験のカレーライス。つまり、家庭で子供の頃から食べ慣れてきたものだ。各家庭によって、味わいは千差万別だろうが、基本の「ルー」はどこの家庭も市販のもの、または各メーカーをブレンドしたものと相場は決まっている。だから、個人個人で味覚の違いはあるにせよ、懐かしむ味自体、どこか似ていることは間違いないだろう。
「オレはグリコのワンタッチカレー」
「アタシんちはジャワカレー」
「僕の家は甘党だから、バーモントカレーだね」
とおよそこんな具合。
つまり家庭のカレー、いわゆる「おふくろ的カレー」は、美味い不味いはという世界ではなく、子供の頃に食べていたカレーにいかに近い味かということが、勝負の分かれ目になってくる。そんなカレーは、町の定食屋、蕎麦屋、喫茶店、洋食屋にと無数にあって、その個人の原体験にかなった味の店に流れていくものではないか。
といった「おふくろ的カレー」の中でも、一押しの店が、四ツ谷にある「じゃがいも」だ。
この店を知ったのは、築地にある大手食品メーカーのマーケティング部のK氏からだった。
「ドイツ料理の居酒屋なんですが、ここに美味しいカレーがあるんですよ。ぜひ食べてみてください」
とのことだったけど、随分と時間が流れてしまった。何ヶ月か経って、やっと訪れることができた。
池袋西口に行列の中華料理屋「楊」がある。たまに痺れる料理が恋しくなると、この店を訪れている。本店は十条駅そばにあって、この2号店がなかった頃はよく通っていたけど、池袋にできてからここばかりになった。
ラジオパーソナリティー大野勢太郎さんのラジオアプリ「勢太郎の海賊ラジオ」の番組内「あの人が私の船にやってきた」の9人目のゲストとして、招かれました。内容は居酒屋の話を5日にわたって収録したものです。今週5月10~21日に配信される予定。
北インドで食される、ほうれん草とチーズのカレー。
本来はニンニクやショウガは使わず、フェネグリークという小さな豆のようなスパイスの葉っぱを乾燥させた、カスリメティというハーブを使うが、ここでは省略。日本人の味覚にあったレシピにアレンジした。
北インドで食される『チキンのミートボールカレー』。
本来はもう少々多くのパウダースパイスを使うが、ここでは簡略化した。
第1回目は僕の大好きな『チキンカレー』。
北インドやパキスタンで食されるポピュラーなカレーをメース、クローブパウダーを少量足して野趣感をアレンジしてみた。
ラーメン屋を開業するという人から、試食してくれないかと依頼があった。
仕事柄この手の話はよくあるのだが、だいたい悲しい気分に陥り、どうアドバイスしていいのか途方にくれることがしばしば。ところが試作した醤油ラーメンのスープを一口すすったとき、あまりの美味しさにあっという間に完食してしまった。
東急東横線「学芸大学駅」東口から徒歩2分。
この店のオーナーと知り合って6、7年になるだろうか。インド料理好きな彼女は会社勤めのかたわら、数ヶ月に1回の割合で、いろいろなスペースを借りてインド料理のイベントを精力的に催していた。初期の頃は雀荘を借りていたこともあったね。彼女がこしらえる様々なインド料理、カレーはバラエティーに富んでいて、集まるファンを魅了し続けていた。まわりの友人たちは彼女のことを「カレー子ちゃん」とニックネームで呼ぶほどだった。
新大久保駅前、大久保通りから垂直に伸びるスパイス専門店が連なる細い商店街。まるでインド、オールドデリー「チャンドニーチョーク」さながら。まあ、リトルチャンドニーチョークだね。
京橋駅に近い銀座の外れ、首都高速の高架そばに、山形県庄内の郷土料理を謳う、燻し銀の小料理屋「おば古」がある。洒落たビルが林立する喧騒の銀座にあって、そのポツンと佇む古の和の風情、吸い寄せられるように誘われた。
神保町の交差点から白山通りを後楽園方面へ直進、細い路地を右折すると、左手に昼夜賑わうカレー専門店「まんてん」が現れる。
このカレー屋は、学生、小づかい3万円のサラリーマンのオアシスだ。メニューは並カレー450円、大盛り500円、ジャンボ550円が基本。並みでも一般のカレーライスの1.5倍ほどあり、大盛りはさらにその1.5倍ほど、ジャンボは3倍の量があるのではないか。「まんてん」のカレーは、小麦粉のトロミが効いたカレーソースは仄かな甘みと深い旨味に彩られ、具は豚の挽き肉のみ、どこかキーマカレーをホウフツとさせる。いついただいても飽きのこない味わい、ふとした時に恋しくなるそんなカレーライスだ。
ずいぶん昔に、長崎へ「トルコライス」の食べ歩きの旅に出たことがあった。トルコライス発祥の店「ツル茶ん」を始め5、6軒訪ねたかな。現地のソウルフードはわかっていたけど、まさか長崎市役所内の食堂のメニューにもあったんでちょっと驚かされた記憶がある。ケータイもなかった時代で、写真は撮ったはずだけど、ネガが見当たらないんだよね。
カツカレーの歴史は2通りある。いま巷で見かけるカツカレーのスタイルを最初に作ったのが銀座「グリルスイス」、昭和23年のことだ。当時元巨人軍の故千葉茂さんが「カレーにカツをのせてくれ」という要望から誕生したそうだ。でも大正7年に浅草にあった洋食屋台の「河金」でカツカレーは誕生していた。「カツにカレーを乗せてくれ」という客の一言で誕生したのが「河金丼」で、「カレーにカツ」と「カツにカレー」という逆のエピソードが面白い。
初老のご夫婦で切り盛りするアットホームなカレー専門店「カリーシュダ」。
1番人気は「鶏もも肉のカレー」これホントに美味しい、でも、ご覧の「牛のキーマカレー」や、写真はないけど「ラム肉のカレー」も大好きだな。
水道橋西口から「東京ドーム」を背にして、水道橋西通りを歩くこと4分、「尾道ラーメン 麺一筋」が現れる。昼時は近隣のサラリーマンや学生で行列をなしている人気店である。
世間で騒いでいる「生シラス」はホントに美味しいのか、という疑問があった。正直、食べたことがなかったので、これは経験しなければいけないと思い、横須賀中央に住む友人から情報を得て、横須賀「ポートマーケット」を訪れた。
コプチャンを知ったのは、前回のソウル「真味食堂」の「カンジャンケジャン」でも話しているけど、友人の仕事のサポートで韓国ソウルに訪れたのが始まり。
「小野さん、イチオシのコプチャン屋があるんで行きましょうよ」
「えっ、コプチャンってナニ?」
「牛の小腸で、日本だと焼きトン屋にあるシロですよ。日本のものは、裂いて余分な脂身落としているけど、韓国のは丸のまま野菜と一緒に焼くスタイルで、これが美味いんですよ。他に大腸(テッチャン)、直腸(マッチャン)の盛り合わせもあるんですけど、やっぱコプチャンがいいですね」