東京でタンメンの名店と謳われている店は、飯田橋「おけ似」、東中野「十番」、木場「来来軒」、白金高輪「大宝」、西荻窪「はつね」など。新参者では錦糸町「タンメンしゃきしゃき」、「トナリ」などがある。西荻窪「はつね」にはないけど、いずれも「タンギョー」と称される餃子とのコンビが王道だ。
続きを読む 大泉学園「タンメン本舗ミヤビ」調味料や食材を複雑に組み合わせた傑作のタンメン。「インドタンメン」、「辛タンメン」メチャ旨! 野菜増し無料もありがたい。
東京でタンメンの名店と謳われている店は、飯田橋「おけ似」、東中野「十番」、木場「来来軒」、白金高輪「大宝」、西荻窪「はつね」など。新参者では錦糸町「タンメンしゃきしゃき」、「トナリ」などがある。西荻窪「はつね」にはないけど、いずれも「タンギョー」と称される餃子とのコンビが王道だ。
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JR京浜東北線、北浦和東口駅前の横丁に行列の絶えない中華料理屋がある。お世辞にも綺麗な店とは言えないが、老若男女問わず、学生、サラリーマン、家族連れで賑わい、昼夜活気にみちあふれている。
終戦まもない大阪のある川を舞台に、うどん屋を営む家族と、対岸の川で客を引く屋形船の家族との陰影を描いた、宮本輝の『泥の河』をご存知だろうか?
門前仲町から永代橋の手前、仙台堀川と大横川を結ぶ、名もない運河のたもとに「おはる」というラーメン屋を見かけたとき、『泥の河』の主人公の少年二人が、今にもその「おはる」から飛び出してくるような錯覚に陥ってしまった。そんな佇まいのラーメン屋なのだ。
十条駅の南口から線路脇を赤羽方向に歩いていたら突然現れた看板「流。」
「あれ、新しいラーメン屋だな…」
打ち合わせまで30分ほど余裕があったので、店に突入。入って左手にすぐ券売機。
「この焼売、なんか食感が他の店のものと違いますね」
「わかる? これ挽き肉じゃなくて、肉の塊を包丁で叩いてるのよ、それと普通は肉以外の具は玉ねぎなんだけど、それじゃみんな同じ味になちゃうから、うちはネギを使ってるんだよね」
「この店名、なんか記憶あるな」
「大井町の永楽と同じですよ」
「だよな。しかしこの店構えカッコイイよな」
店内を覗くとえらい賑わっている。ホルモン焼き「水よし」の帰りでけっこう腹一杯だったけど、ボンボン社長と奥さんの3人で突入した。
神田界隈の裏道、袋小路の一角に煮しまったようなボロボロの中華料理屋「白蘭」がある。この店を知って20数年ぐらいかな。1階にテーブル席はあるが、混雑しない限り2階へ通される。階段を上がっていくと、
「坦々麺でいいですか」
とオバちゃんの一声。
「はい。お願いします」
この店を初めて訪れたとき、オヤジさんの言葉がなんだかナマっているので、
「どこ出身なんだろう?」って、ボソっと呟いたら、隣のサラリーマンが、
「この人たちモンゴル出身なのよ」
なるほどって思った。中国や韓国特有のイントネーションとは別物で、顔を見るとまるで日本人だし、どこかの地方の激しいナマリだと勘違いしていた。
久しぶりに訪れると、相変わらずの行列だ。店の前に立っているとチャーシューの香ばしい匂いに食欲がそそられる。
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山形の旅を終えて某ラーメン屋の店主と店長の3人で福島県白河へ。
「ここ来るの何年ぶりかな?」
「オレも久しぶりっスね」
「白河なんて初めてですよ」
「とにかく旨いから、楽しみだな」
美しい田園に囲まれた「とら食堂」に到着すると開店前から相変わらずの行列。
やっと時間ができたので、開店3日目の水曜日「べんてん」に行くことができた。到着時間は11時20分。20人ほどの行列で、どこに並んでいいのか一瞬戸惑った。
本日9月17日、近しい友人だけを集めての「べんてん」プレオープンの日だった。だけど僕は仕事があり参加できず。そこで友人のTV映像などを手がける千先岳、通称、千ちゃんに頼んで写真を撮ってもらった。
待ちに待った「べんてん」のオープン日が決まった。
昨年の12月末にオープンした「魂の中華そば」は、進化し続けている。開店当初は製麺屋の麺を使い、バラの焼豚、極細の板メンマ、スープは時間短縮を図り、圧力釜を使用していた。これで充分に美味しかったけど、今回訪れたらさらに美味しくなっていた。
「べんてん」の開店は9月中旬ということで、まだ本決まりではないが、途中報告。
前回、板橋にあるラーメン屋の店主と店長3人で飲んだ話の続き。店主が山形で実食してきた旨いラーメンを求めて旅立った。
午前9時、店長のクルマ、フォルクスワーゲントゥアレグで出発。北山形の「ケンチャンラーメン」に到着したのは12時20分、所要時間3時間20分、なんという早さだ。
冷たい麺はスタミナというよりは、夏場の火照った体を冷ましてくれる。また暑さで弱った胃をリセットしてくれるし、食欲がなくても胃袋にすんなり入る、それが冷たい麺のいいところ。冷麦や素麺っていうのもあるけど、そんなものは家で食べればいい。 続きを読む 夏の酷暑を心地よく過ごすスタミナランチ、新宿特集 冷たい麺編 フィニッシュ!
昨夜、高田馬場にあったラーメン屋「べんてん」の主人、田中さんから連絡があって、高田馬場の焼きトン屋「おかしら」で飲んだ。途中「キャラメルボックス」の脚本家、真柴あずきさんも合流して3人での飲み会。
友人のラーメン屋の店主と店長の3人で、高田馬場にある焼きとん屋「おかしら」で飲んだ時だった。
「あんまり大きな声じゃ言えないんスけど、山形行ってきたんですよ」
「山形! 大きな声じゃ言えないって、女?」
「いえいえ、友人に会いにね…」
う~ん実に怪しい。友人ね…。
スタミナってなんだろうね。滅多に引かない『国語大辞典』(小学館)によれば、「体力を消耗する仕事に長いこと耐えられる肉体的な力。持久力」だそうだ。
食材で言えば、あくまでもイメージとして、「野菜」なら、ニンニク、ショウガ、ニラ、ゴーヤ。「ねばねば食材」もそうだ、納豆、じゅんさい、モロヘイヤ、山芋、オクラ、ナメコなど。「魚介」なら、スッポン、鯉、カキ、鰻。「肉類」なら、牛、豚、鶏、羊。中でもレバーなどのホルモン系、そして鶏ではイミダペプチドを含む胸肉だね。その他「発汗性」の食材で言えばスパイス、熱帯の国でもてはやされているのは理由があるんだと思う。インド、タイ、その他のエスニック料理。特に唐辛子や胡椒を使った料理だね。
そんな食材を使った料理は、それだけで力がみなぎる気がする。実際体力が付くかもしれないけど、まぁ、一種のプラシーボ効果もあるかもしれない。
なんといっても夏場は辛いものが一番、汗をドバっとかいたら気持ちいいよね。タオル持参で食べに行こう。
この店のラーメンを例えるなら。「伊勢うどん」+富山の「大喜」+京都「新福菜館」+三田「二郎」+他にもなにかありそうな、そんな要素をごちゃ混ぜにしたような強烈なラーメンだ。
「高島平中央病院」の裏手の細い路地に、地元で人気の中華と洋食の「ポンタ」がある。
この店はとにかく安い旨い。洋食は「ハンバーグ」、「生姜焼き」など770円で、さほど安くないが「から揚げ定食」550円は低価格。
三宿の交差点角の2階にある「潮州料理」の中華料理屋で、昼夜問わずいつも賑わっている。僕はこの店を訪れるのは3回目かな?
メニューは100種類ほどあるんじゃないか。とにかく一品料理が充実していてどれを頼むかワクワクする。人気の「香港麺」はちょい白濁したサッパリとしてスープに硬質な細麺、これに様々な具をあしらってメニューのバリエーションを構成している。
19歳の頃、初めて真冬の札幌を訪れた。バックパッカーとしてのデビューである。「大通公園」でまどろんでいると、メガネをかけた4、50歳のオヤジが話しかけてきた。
「兄ちゃん腹減っでねーか?」
「あっ、はい」
「だったら俺がおごってやっから、ジンギスカンでも食いに行くべ」
オヤジの勢いに飲まれるように、「札幌ビール園」にふらふらとついて行ってしまった。
「飲め飲め、食え食え」
未成年だったが、ビールをジャカスカ、ジンギスカンを貪り、もうお腹一杯。
「ちょっと、トイレ行っでくるから」
と言って、オヤジはそのままトンズラ。
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「ちょっと化学調味料の効いた普通の醤油ラーメンが食いたいな」
という気分の時に訪れるラーメン屋が「太陽」だ。江古田にも同名の「太陽」があり系列店だと思うけど、取材をしたことがないので定かじゃない。
知り合いのカメラマンの個展があり、新宿御苑を訪れ、たまたま会場で出くわした友人と2人で昼飯を食うことになった。
「どこか知ってる店ある?」
「あるけど、つまらないから新しい店探そうよ」
ということで、見つけたのが「朱鳶」だった。
JR秋葉原駅中央改札を出て、昭和通りを渡って、御徒町方向へ。蔵前橋通りにぶつかる交差点の二つ手前の路地を右折。60メートル先に「粋な一生」がある。
京王井の頭線は、渋谷から明大前を経由して吉祥寺につながる一種のローカル線。縁がある地域は、永福町から吉祥寺の間で、飲むというよりは、主に昼めしを楽しんでいる。
永福町で食事をするときは、井の頭通り沿いにある天ぷら屋「天太呂」がいい。衣の軽やかな舌触り、天つゆや丼のタレが甘くなくて実に心地よい。ラーメンなら行列店の「大勝軒」もあるが、その兄弟店「草むら」もよく訪れる。またこの界隈には、なぜかイタメシ屋も数多くあり、「ラ・ピッコラ・ターヴォラ」や「マッシモッタヴィオ」のピザはなかなかのものだ。
浜田山には、多くのラーメン屋に影響を与えている「たんたん亭」がある。
東武スカイツリー線「松原団地」東口から徒歩わずか、派手な看板は目を引く。
この店は東北沢の「千里眼」の系列店のようで、店名は「鷹の目は遠くが見渡せる千里眼」から名付けられたのだろうと思われる。店内は広々、厨房はガラス張りで囲われているので、スープから立ち上がる油飛びがなく清潔でいい。カウンター12席、4人席のテーブル1卓となっている。
「蒙古タンメン中本」は旨辛ラーメンの老舗。店名の蒙古タンメン、冷やし味噌、北極ラーメンで辛党の胃袋を鷲掴みにしているラーメン屋だ。今回は新宿店にしかないメニュー「インドラーメン」の話をしよう。
JR「日暮里駅」の改札を出て左手を行くと、通称「夕焼けだんだん」という谷中銀座に抜ける階段がある。その手前右手に甘味屋「花家」がある。
この界隈は谷中霊園をはじめ、方々にお寺が数多く点在し、江戸の情緒を色濃く残す谷中、根津、千駄木に通じる風情のある街並みが連なる。
また明治から大正にかけて美術運動の指導者として名を馳せた岡倉天心の「岡倉天心記念公園」や、早稲田大学のガウンをまとった大隈重信の立像などを手掛けた朝倉文夫のアトリエ兼住居跡の「朝倉彫塑館」など見どころもあり、散策にはもってこいの地域である。