
撮影のため新中野にあるキッチンスタジオを訪れた。午前中、段取りを終え、
「時間ないから近くでパパっと食える店ないかな?」
「斜向かいに『柴田屋』っていう酒屋が昼めし出してますよ」
とカメラマン。
「へー、面白いね、行ってみよ」
と編集者のTと二人で繰り出した。

撮影のため新中野にあるキッチンスタジオを訪れた。午前中、段取りを終え、
「時間ないから近くでパパっと食える店ないかな?」
「斜向かいに『柴田屋』っていう酒屋が昼めし出してますよ」
とカメラマン。
「へー、面白いね、行ってみよ」
と編集者のTと二人で繰り出した。

新宿3丁目、落語の殿堂「末広亭」の斜向かい「第1シグマビル」の2階にある「エキゾチカ」は、タパス料理とワイン好きな連中の憩いの場として人気を博している。

新宿駅西口、地下1階にある「メトロ食堂街」には、多くの飲食店が立ち並ぶ。その一角に「永坂更科」という人気の蕎麦屋がある。実はこの店、テーブル席の食堂と立ち食いスタイルの2軒が、併設されて営業している風変わりな蕎麦屋。
東武伊勢崎線「東向島駅」から徒歩10分。明治通りと墨堤通りが交差する界隈に「お肉の美味しい下町の洋食屋」と銘打った昭和21年創業の「レストランカタヤマ」がある。土日祝日ともなれば、行列必至の繁盛店。人気は「駄敏丁(だびんちょう)カット」と呼ばれるボリュームのステーキ。。

この店4、5年前だったか、今は亡きラーメンの名店「べんてん」のそばに突如現れた。
当然入るっきゃない。「1/fのゆらぎ」なんて文学的香りのする店名。これは焚き火やロウソクの不定期な炎の揺れ、小川のせせらぐ音などの、周波数に反比例するゆらぎのことで、人間がもっとも落ち着く不規則な自然の波だ。こんなデリケートな店名ならば、よほどセンシティブなカレーがでてくるのだろうと想像していたら、まったく正反対だった。

武蔵野音楽大学そばにあるインド、ネパール料理屋。主人はネパール人みたいな風貌だけど、実は日本人。僕も北インド界隈に2週間ほど滞在したとき、オールドデリーにある繁華街チャンドニーチョークの横丁をぶらぶらしていると、
「いつ山から降りてきたんだ?」
と、シーク族のオッサンに声をかけられた。どうやら長い滞在で日焼けしてネパール人に間違えられたようだ。

中野駅南口、「中野郵便局」へ繋がる裏通りの左手3階に「アチャラ・ナータ」がある。
昔々、この店の3階に「マッチボックス」という洋風居酒屋があった。ご主人は元GSで活躍したプロのミュージシャンで、客の歌にあわせてご主人自ら伴奏してくれた。客層は近隣のOLが大半、主人は彼女たちの会社や恋愛の悩みに親身に耳を傾ける人だった。料理も抜群に美味しくて、またそのデコレーションはビックリするほど美しかった。

この青山界隈。イタメシ、焼き鳥はだいたい旨いんだけど、その他の店がピンと来ない。ミシュランの星を獲得した天ぷら屋はあるんだけど、う~ん。仕事じゃなきゃこの辺りはあまり縁がない、打ち合わせや、撮影用のレンタル食器屋に寄るときは、昼時に調整してこの外苑前の「磯美屋本店」で天丼をいただくことにしている。

西武新宿線「中井駅」界隈を散策していると、「お茶ん」という店が目に飛び込んできた。メニューを眺めると「ありゃ、魯肉飯じゃないか」こりゃ食うっきゃない。

5,6年前、上海の金持ちから仕事の依頼があった。内容は上海で日式のカレーライスのチェーン店を作りたいとのことで、銀座にある仲介会社を経て僕に依頼が来た。

「すみません、ココなに屋さんですか?」
「あっ、ハンバーグ屋さんですよ」
昼時、無性にハンバーグが食べたくて新宿南口を徘徊していてある行列を発見、並んでいる客に声をかけて知った店で、もう10数年前のことだ。新宿南口店はビルの改装で閉店、新宿はこの東口店だけ。

東武東上線の「越生駅」は「大高取山」があり、僕が小学校の頃、ここは遠足の定番だった。現在ハイキングコースとして注目されているほか、梅農家が林立していて「梅園」がいたるところにあり、2月~3月下旬まで花見客でこの界隈は賑わう。熱海や水戸の梅林は鑑賞だけだが、越生の梅林は梅を育てているので、いたるところで、梅干か直販売されている。

打ち合わせを終えて、鰹節屋「にんべん」で買い物を終えた昼飯時。どこか旨いランチはないかと、辺りを徘徊していたら「辛口和風カレーライス700円」という看板が目に飛び込んできた。店の前に佇んでいたら、次から次へと客が中に吸い込まれていく。こりゃ入るっきゃない。

キラビヤカで情緒不安定な若者が、僕の学生の頃と変わらず今も戯れている渋谷。そんな輩からいつも浮いた存在なのに、渋谷で遊ばなきゃ学生じゃない、という強迫観念に囚われていた時期があった。

ずっしりとした店構えは歴史を感じさる。創業はなんと100年ほど前とは驚き、店主の鍋島幸太郎さんで4代目なのだそうだ。開店当初は鶏料理専門だったが、戦後にウナギを始め、兜町も近くにあり、ウナギは龍にたとえられ、相場が上がることから証券マンにもてはやされたそうだ。

JR山手線「目白駅」の改札を出て左手、交番脇の狭い階段を下ると三叉路、その真ん中の勾配を10メートルほど上ると、住宅街にぽつんと佇む小料理屋風情の「さんかく」が姿を見せる。ここは紛れもなくラーメン専門店だ。