西武新宿線「中井駅」界隈を散策していると、「お茶ん」という店が目に飛び込んできた。メニューを眺めると「ありゃ、魯肉飯じゃないか」こりゃ食うっきゃない。
ありゃ、飛び込んでみたら女子向けカフェのテイスト。
「いらっしゃいませ」
たどたどしい日本語なので、
「台湾の方ですか?」
「いえ、オーナーが台湾で、ワタシは江蘇省の出身です」
とのこと。壁には「台湾大好き女子」のメッセージが書かれている。
「これ蛋餅(ダービン)ってなんですか?」
「甘くないクレープのようなものです」
「そうですか、じゃこの蛋餅のついた魯肉飯セット下さい」
東京で魯肉飯を出す店は5軒ほどかな、基本台湾料理屋なので、ほかの料理に夢中で注文したことがない。昔「鬍鬚張魯肉飯」(ヒゲチョウルーローハン)って店があって、そこへはよく行ってたんだけど。台湾で初めて食べた鬍鬚張魯肉飯本店はホントに美味かった、それと屋台で食べた担仔麺(タンツーメン)にも感激した。
で、登場したのがご覧のもの。タクアンがついてるけど、これ日本風じゃなくて、台湾の本店では奈良漬だけど、台湾のほかの店ではタクアンをたまに見かける。そして魯肉飯を一口、旨いね~。微かな甘味と五香粉(ウーシャンフェン)の香り、ちょいと濃口の味付けがいいしタクアンもピッタシ。でも、もう少ししっとりしててもいいかな? 次に蛋餅をいただいた。う~ん、溶いた小麦粉を焼いて、中に卵焼きを入れたもの。でもチーズ、ハム、コーン、ツナ入りもあり、これだったらバッチリだね。それとこのタレがいける、オイスターソースがベースになっているのかな。
久しぶりの魯肉飯だった。ごつそうさま。