神田「焼きジビエ罠手止め」各種ジビエ肉どれも美味。特に蝦夷鹿が旨かったな。


「アタシ腎虚(じんきょ)かもしれないから、漢方薬を処方する前に、腎に働きのいい鹿肉を食べたいんだけど、付き合って」

足のむくみを気にする友人からの誘いだった。そこで探した店が神田にある「焼きジビエ罠手止め」。

腎とは中医学の概念で、内臓機能の内分泌系、泌尿・生殖器系、免疫系、中枢神経系の一部の機能のこと。その腎の精気は生まれた頃マックスで、年とともに衰え、それを食事などによって精気を補うことができるそうだ。腎虚とは腎の働きが衰えた状態のことをいい、八味地黄丸などの漢方薬で改善するそうだ。

この店は、北海度、長野、愛知、島根、九州各地のマタギから取り寄せた野生肉を扱っている。季節やその日の仕入れで異なるが、ラインナップは蝦夷鹿、日本鹿、イノシシ、イノブタ、キジ、マガモなどだ。

店の造りはやや雑然としていて、店内にいてもどこかオープンエアな風情。カウンター内の焼き場に、俳優の堀部圭亮似の店長と思しき人が、本日のおすすめを説明してくれる。

「蝦夷鹿はありますか?」

「ありますよ。ロースと肩ロースですね」

蝦夷鹿は本来刺身で食べるとバツグン。過去に板橋の大山にあった「空蝉」という居酒屋で蝦夷鹿を初めて食べたとき、その美味しさに驚かされた。でも刺身は禁物、寄生虫がいるからダメなんだよね。

ということで、赤星(サッポロラガー)と日本酒で乾杯。

そして日本鹿、蝦夷鹿、イノシシ、イノブタをどんどん焼いてもらった。

※どれも見た目が一緒なので、どれがどの肉か判別不能。

ややワイルドな味わいながらどれもクセがなく実に新鮮。おろし山ワサビ(ホースラディッシュ)を添えていただくと実に旨いね。

 

果たして一番美味しかったのは蝦夷鹿の肩ロース、これバツグンだね。再注文してしまった。

翌日、思い過ごしかもしれないけど、体が軽いのよ。これホント。

〈店舗データ〉

【住所】東京都千代田区鍛冶町1-7-1纏ビル1階 電話03-5289-3366

【営業】17時~23時30分 土16時~23時

【休日】日・祝

【アクセス】JR「神田駅」南口から徒歩1分  地下鉄銀座線「神田駅」から徒歩5分

東京都千代田区鍛冶町1-7-1

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