ホワイト餃子は千葉県の野田に本店があり、関東を中心に暖簾分けした店が２４店舗ある。東京では亀有、小岩、巣鴨とこの高島平だ。ここはかつて都営三田線の「蓮根駅」近くにあった店で、ずいぶん前にこの高島平の首都高５号線高架の道路沿いに移転してきた。
ボクは大好きなんだけど、ここの独特な形状の餃子にピンとこない人が結構いるみたいで、オーソドックスな餃子が好きには向かない代物かもしれない。
僕は自分で再現できる料理は面白いと感じないけど、この餃子を再現するのは結構難しい。皮はフランスパンに使用される強力粉で、中身は豚ひき肉以外に白菜の一夜漬け、松の実、エダムチーズなどが入っている。そのていどしか知らない。この餃子は焼き方に特徴があり、熱湯で茹でたあと、湯を捨て、たっぷりの油で揚げ焼きするものだ。
久しぶりの訪問で、開店と同時に１番乗り。店内は４人テーブルが６卓。オヤジさんの姿はなく、息子さんと従業員で切り盛り。「１２個ランチ」をオーダーした。
小盛りのご飯に、味付けモヤシ、玉子キャベツスープだ。
カリカリとした香ばしい歯触りと強力粉のむっちりとした歯ごたえがたまらない。
シットリとした餡は、多少味付けされているのでそのまま食べても美味しいけど、辛子醤油に卓上の一味を入れたタレをたっぷり付けるのもいい。
また味付けモヤシが抜群にうまいんだな。
平日はランチがお得で、焼き餃子ランチにはご飯、キャベツの塩スープと味付けモヤシがセットで、８個ランチ９１５円、１２個１１７５円、１６個１４３５円となっている。ちなみに水餃子ランチもある。
特筆はコスパがいいこと、最近値上がりしたようだけど、餃子単品なら８個で５２０円、１６個１０４０円と格安で、２４個だと１５６０円だ。持ち帰りの客が多く１００個、２００個と買っていくのには驚かされる。
とにかくホワイト餃子の味わいはオンリーワン、中華屋の餃子もいいけど、一度楽しんでもらいたい。
〈店舗データ〉
【住所】東京都板橋区高島平２-５-７ 電話０３-３５５９-１００９
【営業】１１時３０分～１４時３０分 １７時～２１時 土・日・祝１１時３０分～１５時 １７時～２１時 冷凍餃子の販売１０時～２０時３０分
【休日】木
【アクセス】都営三田線「高島平駅」東口から徒歩１０分