東青梅「根岸屋」武蔵野うどんと力強いカレー餡との組み合わせが素晴らしい。


友人から1枚の黄色いカレーうどんの写真が送られてきた。

「これ旨そうだな…」気になるから店名を教えてくれと返信する。「やっぱ小野さん食いついてくると思いましたよ。みんなで待ち合わせして行きましょうよ」

となった。しかし東青梅はいささか遠い。土曜日、店の前で10時45分に待ち合わせ我々が一番乗りで、しばらくするとあれよあれよと行列が出来はじめる。

「はいどうぞ」

と70半ばの女将さん。4人だったので奥の6人席の小上がりに通された。メニューの筆頭を飾っているのはカレーうどん。

「珍しいなカレーうどんに特化するなんて」

カレーうどん、もりカレー、山菜カレー、月見カレー、カレー丼うどん、DXカレー6種類に加え、ブランド豚、東京Xを使用したうどんが4種類となっている。

「これ悩むな~」

果たして「東京XDXカレー南蛮」、「東京Xもりカレー南蛮」、「カレー丼うどん」、「カレーうどん」をオーダーした。

一番オーソドックスなカレーうどんは、こぼれそうなカレー餡、その上にネギ、海苔と潔い絵姿。

東京XDXカレー南蛮は放射状に並べられたたっぷりの豚肉、その上に目玉焼きとインパクトが著しい。東京Xもりカレー南蛮も迫力のデコレーション。

ボクのカレー丼うどんは、ネギ、海苔に加え紅生姜がデコレート。中を探ると極太の不揃いな薄茶色のうどんが現れる。

「これ武蔵野うどんだね」

噛み応え確かで、かなり粘性のあるカレー餡をまとまり絡ませる。実に旨い。このカレー餡は和ダシと恐らくカレー粉を小麦粉で練っている風情だ。さらに中を探ると、なんとご飯がお目見え。

「だからカレー丼うどんなのか…」

うどんとご飯の組み合わせは初めての経験だ。ただ少々食べづらい。なんと言うか、ラーメン二郎の上にのっている野菜をかき分けて、麺にやっとたどり着く、そんな面倒くささがある。だけど妙に楽しいかも。大き目な薄切り肉も美味しいが、東京Xの肉はちょい異なり、旨味とコクがやや深い。いずれにしても大勢に影響はないような。

重厚な粘り気、旨味、塩気など力強いカレー餡、極太麺との組み合わせ、こんなカレーうどんは初めての経験だった。

少々遠方だけどまた来たいな。普通のうどんも用意されているが、どの客も100%カレーうどんだった。表に出るとサイクルウエア客で行列、ひとっ走りの栄養補給にはこのカレーはパワーがつくね。

〈店舗データ〉

【住所】東京都青梅市勝沼1-40-4 電話0428-22-3083

【営業】11時~15時

【休日】水

【アクセス】JR青梅線「東青梅駅」 南口から徒歩3分


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください