スズキジムニーのYouTuberミニホブス捜査官から、上板橋「魂の中華そば」のブログにメールをいただいた。彼はときわ台の「下頭橋ラーメン」と本蓮沼「リッキーズ」のヘビーユーザーだそうだ。
「下頭橋ラーメン」のプロトタイプはボクが高校生の頃通っていた環七にあった「土佐っ子」だ。入り口は開け放たれたままで立ち食いスタイル。冬場待つのは寒くてつらかった。2色に色分けされた箸があり、その配られた箸の同色で入れ替え制になっていた。初めて訪れた時、寸胴から鶏の足が突き出していて、そのグロテスクな景色に驚いたのを記憶している。
富士見通り沿いの「下頭橋ラーメン」は出来たばかりの頃はよく訪れていたが、最近ご無沙汰。このメールで懐かしくなって訪れた。すでに客が2人待ちの状態。
15分ほどで入店したL字5人のカウンターで、主人と東南アジア系?の女性2人で切り盛り。
「ラーメン大盛りお願いします」
丼に元ダレを注ぎ、そこに直接麺を投入。スープを入れ、ザルでこれでもかと背脂を濾す。
「お待ちどうさまです」
凄い背脂の量だ。五反田の「平太周」ほどじゃないがそれに比肩する。まずはスープ。
「あれ味がしない。そうだった、かき混ぜなきゃいけないの忘れていた」
元ダレが丼の下に沈殿しているので麺を裏返しながらかき混ぜる。
「うん美味しいね」
しかし背脂の量が凄い、胃袋にガツンと来るな。スープの量がちょい少ないな。
メンマは甘目の味付けで、焼き豚はホロホロと柔らかだ。
麺がものすごく柔らかいので、初心者は麺硬めで注文した方がいいだろう。
「ごちそうさまでした」
「ありがとうございます」
非常に感じのいいご主人だ。
食べ終えて早速向かいの東武ストアーで烏龍茶を購入してがぶ飲み。効果があるかわからないけど、胃の中で背脂が軽くなるかなと思ってね。
かつての「土佐っ子」はここまでドロドロじゃなかったような。もうちょっとスープの量も多かった記憶がある。そういえば「土佐っ子」の独立店、下赤塚にあった「じょっぱりラーメン」は鴻巣へ移転しちゃったな。
〈店舗データ〉
【住所】東京都板橋区常盤台3-10-3 電話03-39677-5957
【営業】12時~20時
【休日】水・木
【アクセス】東武東上線「ときわ台駅」北口から徒歩10分