あるイタ飯屋で、
「このサラダのソース美味しいね」
っていったら、
「池袋のラシーヌの方がもっと美味しく感じるんだけど」
と言われ、さっそく池袋南口「東通り」沿いにあるこの店を訪れた。自家製のパン各種がウリで、ランチはパンの食べ放題で、女性客に人気を博しているビストロのようだ。
注文したメニュー名は定かじゃないけど、確か「契約農家の旬の野菜の盛り合わせ」、
「酪恵舎極上モッツァレラ」、
「バケットのセット」と
「牛ランプ肉のソテー」だったかな?
そしてグラスのスパークリングワインの白だった。
噂のグリーン色のドレッシングをダイレクトに味わうと確かに美味しい、けどこの間のイタ飯屋とさほど遜色はない。中身は恐らくオリーブ油、白ワインビネガー、大葉、タップリの粉なチーズ、ニンニク、アンチョビのような塩漬け魚のペースト、そして玉ねぎだろうと思われる。野菜は実にフレッシュで、このドレッシングと相性よく、瓶の半分ほど使ってしまった。
また「極上モッツァレラ」は、確かにいい味だけど、う~んモッツァレラはモッツァレラだな、オリーブ油とコショウが効いていたので、そのまま食べたかった。自家製パンが人気だけど、僕は正直ご飯党なので、あまりウンチクがない、けど嫌味な甘さがなくどれもホントに美味しかった。
そして「牛のランプ肉のソテー」は程よい脂加減でしっとりと滑らかでこれも美味。前に食べた熟成肉専門のステーキ屋よりはるかに美味かった。それと付け合せのジャガイモとベシャメルソースのミルフィーユが極めて美味、マッシュポテトよりいいね。
とこんな具合。店内はただっ広く、ほぼ満席、女性客とカップルが大半を占めていた。
まだ腹に余裕があったので、気になっていた寿司屋に寄るため、徘徊、途中へんなメガネ屋が目にとまったので写真をパチリ。
そして喫茶店の入口のような「武蔵」に突入。
若いご夫婦で切り盛りされていて、実にアットホームな雰囲気に一発で気に入ってしまった。コハダ、ウニ、子持ち昆布を肴に日本酒、握りもちょいとつまめば文句なしの美味しさ。常連で賑わい、気分いい、打ち解けたところでご主人に、
「前から気になっていて今日初めて来たんですけど、なんか入口喫茶店みたいですね」
「そうなんですよ、この物件前は喫茶店だったんです」
とのこと。2件目なのでもうお腹いっぱい。
「あまり食べられなくて残念です、今度一番最初にこの店来ますね」
「有難うございます、お待ちしてますよ」
こんな夜だった。