南阿佐ヶ谷「仁大飯店」誰も知らない町の中華屋。ラーメンも餃子も文句なしの美味しさ。


この日は新規のカレー店を訪ねようと「カレーの時間」へ伺うも「テイクアウトだけなんです」とのこと。仕方ないので南阿佐ヶ谷まで歩き「Spice&Co.」を訪ねるも「暑い中申し訳ありません。ただいま満席でして」

今日はダメだな。

「そうだ。気になっていた中華屋行くか」

パール商店街の外れにある「仁大飯店」の暖簾をくぐる。

「いらっしゃい」

オバちゃん1人かと思っていたらご主人の登場。しかしこの店クーラーが効いていない。

「ラーメンと餃子ください」

先客が2人、冷やし中華を食べていた。オバちゃんが餃子を包み始める。焼けるタイミングを見計らって、ご主人が麺を茹で、両方同時に登場。

ナルト、小松菜、海苔、焼豚、多めの長ネギ。実に美味しそうなファルム。

赤い暖簾が写り込んでラーメンが赤みがかって見えるけど、もっと清らかなスープなのだ。

醤油はキリっとして旨味深く、バランスのとれた味付けで絶妙に旨い。中細のやや縮れ麺、これも文句なし。

また焼豚も旨いのだ。

餃子は下味がしっかり入り、軽く肉汁が滲む、これも美味しい。

「両方ともよく出来てるな…」

入って正解だった。あっという間に完食。汗でダラダラ。まるで「蒙古タンメン中本」で北極ラーメンを食べ後みたいだ。

「美味しかったです。ごちそうさまです」

「ごめんね。昨日クーラーが壊れちゃって」

「えっそうだったんですか。てっきりクーラーが苦手なのかと思ってましたよ」

「電気屋に連絡しても、ぜんぜん来てくれなくて」

「いや~、この暑さでやられないで下さいよ」

ご夫婦は70半ばかな、こんな暑さじゃ体を壊す。よく見ると2人とも汗をかいていた。

「またいらしてね」

「はい」

次はカレーライスかもやしそばだな。

〈店舗データ〉

【住所】東京都杉並区南阿佐ヶ谷1-13-1電話03-3315-1147

【営業】12時~15時

【休日】不定休

【アクセス】東京メトロ丸ノ内線「南阿佐ケ谷駅」から徒歩4分 JR中央線「阿佐ケ谷駅」東口から徒歩9分


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