門前仲町に来ると「おはる」か「こうかいぼう」でラーメン、「キッチンまつむら」でハンバーグやメンチカツ、または「富水」で魚のランチが多い。富岡八幡宮の前はよく通る道だけど、「しんば」は3階にあって、なかなかその存在に気付かなかった。
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門前仲町「宝家」夜は迫力のおまかせコース。昼は味わいのラーメン、定食が楽しめる。
「今日飲み会なのお忘れですか?」
えっ! と慌ててカレンダーを確認する。なにも書いていない。薄らと記憶が蘇る。ヤベー!
「今すぐ行きます。しばらくお待ちください」
とパンの評論家、福地寧子さんにメールした。
門前仲町駅から清澄通りを渡って裏路地に、お世辞にも綺麗とは言えない佇まいの中華料理屋「宝家」があった。
門前仲町「キッチンまつむら」町に愛されるコスパのいい洋食屋。
門前仲町駅から永代通りを渡り、春は桜で賑わう運河にかかる「巴橋」を過ぎる。最初の交差点を左折してしばらく進むと右手の路地に「キッチンまつむら」が現れる。
サラリーマン、OL、ナッパ服を来た客で賑わう店内は、調理する油でいつも煙っている。この日はカウンターに通され、ご主人の調理する姿を眺めながら料理を待つことになった。
門前仲町「おはる」宮本輝の『泥の河』をホウフツとさせる渋いラーメン屋、五目そば旨し!
終戦まもない大阪のある川を舞台に、うどん屋を営む家族と、対岸の川で客を引く屋形船の家族との陰影を描いた、宮本輝の『泥の河』をご存知だろうか?
門前仲町から永代橋の手前、仙台堀川と大横川を結ぶ、名もない運河のたもとに「おはる」というラーメン屋を見かけたとき、『泥の河』の主人公の少年二人が、今にもその「おはる」から飛び出してくるような錯覚に陥ってしまった。そんな佇まいのラーメン屋なのだ。
門前仲町「ひつじの新町や」信州直送、新鮮でクセのない羊肉を焼肉感覚でいただく
門前仲町駅から清澄通りを越中島方向へ進む。大横川の「くろふね橋」を渡り、150メートルほど先の左手に、「ひつじの新町や」が現れる。店内はL字型のカウンター 10席、座敷は6人ほど座れるスペースだ。
門前仲町「多幸坊」居酒屋の名店
日本酒評論家、フードコーディネーター、デザイン会社の社長と4人で、なぜか門前仲町で打ち合わせをすることになった。「深川不動尊」の前で待ち合わせをして、適当な店に飛び込んだのだが、
「この店なんか落ち着かないよな?」
「俺もそう思ってたんだよ」
とさっさと店を出て、町を徘徊。
「この店の佇まいはいいね」
と飛び込んだのが「多幸坊」だった。もう10年ほど前のこと。
門前仲町「富水」魚屋が営む賑わいの居酒屋
2ヶ月に1回ほど4、5人で居酒屋放浪の旅に出る。その度に場所はいろいろだけど、この日はその放浪仲間、三宿にある「Bar ONCE(オンセ)」のオーナー、青ちゃんの行きつけの「富水」にした。
ここは店頭で鮮魚を商いする奥で居酒屋を営む変わった店で、客層はビジネスマン、OL、ご隠居、家族連れが多い。店内はけっこうなキャパがあるけど、開店と同時にほぼ満席になる賑わいぶりだ。
門前仲町「こうかいぼう」ホスピタリティのいい美味しいラーメン
ご夫婦で切り盛りされる店内へ足を踏み入れると、実に気持ちのいい対応で迎えてくれる門前仲町にある「こうかいぼう」。
店名の由来は「広く皆様に望まれる店になるように」との願いをからだとか、接客にその心があらわれていて、ラーメン屋には珍しく極めてホスピタリティの高い店である。