門前仲町「ひつじの新町や」信州直送、新鮮でクセのない羊肉を焼肉感覚でいただく


 

DSC_5765門前仲町駅から清澄通りを越中島方向へ進む。大横川の「くろふね橋」を渡り、150メートルほど先の左手に、「ひつじの新町や」が現れる。店内はL字型のカウンター 10席、座敷は6人ほど座れるスペースだ。

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一般的に羊肉は特有のクセがあり、よって苦手な人々も多いと思う。でも、「新町や」の羊肉をいただいたら、その憂いは払拭されるだろう。ご主人の故郷である信州の新町で飼育され、直送された羊肉は、ことのほか新鮮なのだ。

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1人前900円の盛皿には、背ロース、脂背ロース、肩バラ、ヒレ、若干部位の異なるモモ2種と、脂モモ肉2種の全8種類(仕入れにより部位変更あり)。両面をサっと炙り、醤油ベースのつけダレに浸してパクリと頬張れば、軽やかな旨味が心地よく、 「ああ、羊肉って美味しいもんだな」 と実感できるだろ。

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また、脂身の多い肉は、やや長めに炙り、裏返してさっと炎があがり、火が消えかけたら食べごろだ。塩コショウ、岩塩、ガーリック塩、好みの塩をちょいとつけていただけば、サッパリとした脂が口中を優しく穢してくれる。これが旨いんだな。その他、ワイン漬けの羊肉もまた美味で、フレンチマスタード醤油とベストマッチだ。

新鮮な羊が食えると、噂は口コミで広がり連夜賑わっている。よって入れないこともあるので、当日、電話で確認したほうがベターだろう。

「子供の頃、祖父に連れられて、映画を見た帰りに、羊をよく食べたんだよね。あれが忘れられなくて、いつか焼肉スタイルの信州産の羊肉専門店をやりたいって思ってたのよ」 と「ゴダイゴ」のタケカワユキヒデ似の小林氏。実に穏やかな人柄で、焼き方を丁寧に面倒見てくれる。

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日によって羊肉の刺身が用意されていることも。楽しみにしてもらいたい。また煮込みも秀逸、残った煮込み汁にご飯を入れて、サっとかきこめば、これもまた至福だ。

〈店舗データ〉

【住所】東京都江東区古石場1-2-1新町ビル1F  電話03-3643-5533

【営業】18時~22時

【休日】日曜日

【アクセス】地下鉄東西線・大江戸線「門前仲町駅」4番出口から徒歩5分


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