「俺の友人に教えてもらった中華屋があるんですけど、安くていい店なんですよ」
とボンボン社長。鶯谷の老舗酒場「鍵屋」を出て、2次会はガチ中華「東瀛」(とうえい)となった。
店内は明るく広々。
彼の話によれば鶯谷北口駅前の居酒屋食堂「信濃路」に勤めていた中国の方がこの店を開いたらしい。
メニューは信濃路同様にバラエティーに富んでいる。
ガチ中華ながら、焼き魚、煮魚、チーズハンバーグなどの洋食屋のメニューも品揃え。どれも300から500円代と実にリーズナブル。
取り皿がコーヒー皿、いわゆるソーサーとは妙だ。
「へ~ここ面白いね」
一般的にこの手の中華屋には中国人の客が大半を占めるが、ほぼ日本人ばかりで、若いカップルからご隠居、独り者のサラリーマンなどで賑わっている。
焼売。
餃子。
オムレツ。
ナポリタンなどをつまみにしばらく過ごす。この時間、食事のみという客はいなく、酒場として機能している。従業員は全員中国人ながら、日本人的な接客スタイル、「信濃路」で育まれたのだろう。とにかくすごく居心地のいいガチ中華酒場だ。またお邪魔しよう。
〈店舗データ〉
【住所】東京都台東区根岸1-6-12トーカンマンション鶯谷1階 電話03-5603-0377
【営業】8時~24時
【休日】無休
【アクセス】JR「鶯谷駅」北口から徒歩3分
こちら信濃路で働いていた福建省出身のおかあさんが息子さんとはじめられました。10年近く前ですか。息子さんはおかあさんの手料理を見よう見まねで学んで育ち、木須肉などを作るときはフライパンを使っています。また東瀛と言う店名は、中国大陸から見た東方の海の先にある日本のことを指すそうです。
いつもコメントありがとうございます。信濃路は20代のころからお邪魔していた店です。この中華は日本人好みのメニューがあって過ごしやすい店ですね。