ここ最近、高田馬場周辺にやたら中華系の料理屋が増殖している。栄通り沿いにある「李厨」もその一つだ。
ここは湖南料理で、四川や貴州料理と同じく唐辛子を使った辛い料理がメイン。打ち合わせを終えて友人と訪れた。
「酸菜魚米粉」と「黒椒牛肉」をオーダーした。
セルフの水を取りに行くと、
「この玉子サービスですよ」
とフレンドリーな店員さん。湖南料理名物の強烈に塩っぱい「塩玉子」と思い込んで1個だけチョイス。醤油漬けの玉子でメチャ旨い。
まずは「酸菜魚米粉」。
軽やかな旨味のスープは酸味がありかなりの辛口。これ旨いね。具はザーサイ、高菜、白身の魚。
米粉はモチモチでツルんとした食感が素晴らしい。茹で加減が絶妙だ。
「黒椒牛肉」はいわゆる牛肉の黒コショウ炒め。柔らかな牛肉はほどよい黒コショウの刺激。知ったかりした味付けでご飯がすすむ。
中国料理屋でありがちな肉の旨味がすっかり抜けきっているものを多く見かけるが、これは別物。この店はいいな。隣のお兄さんが食べていたアサリの煮物もメチャ美味しそう。今度は夜に訪ねよう。
〈店舗データ〉
【住所】東京都心祝区高田馬場3-4-16MKビル2階 電話03-6886-9751
【営業】11時~15時 17時~24時
【休日】無休
【アクセス】JR山手線・地下鉄東西線・西武新宿線「高田馬場駅」早稲田口から徒歩3分