都立大学「ドンキー」久しぶりにスタミナカレーを食す。


友人が務める出版社が都立大学にあったころ、そこで何かの打ち合わせを終えた帰りにランチでたまたま立ち寄った喫茶店だった。

ある日、学芸大学に野暮用があり、その帰りにふと「ドンキー」のカレーライスを思い出した。「なんか美味しかった記憶があるな」と、妙に恋しくなり都立大学に舞い降りた。

客はボク1人。ママは70前後かな。カウンター7席に、1、2、4人テーブルが各1卓。

「スタミナカレーください」

しばらくするとご隠居が1人、生姜焼きを注文していた。

「はいお待ちどうさま」

カレーに生卵、サニーレタスにキャベツの千切りと福神漬け。フライパンでジャージャーと何かを焼く音が聞こえていたので、おそらくソテーした肉を具としてカレーソースに入れたようだ。

カレーはオーソドックスな味わいながら、旨味たっぷりで軽やかにスパイシー。何気なく美味しいのだ。そうそうこの味だ。

「うちのカレーは9種類のスパイスを入れて作ってるんですよ」

「そうなんですか」

「作りたてと2日、3日目で味が随分変わるんですよ」

確かにカレーっていうのはそういうものだ。浅草の「ピーター」のおばちゃんも同様のことを言ってたな。「ピーター」のおばちゃんは3日目ぐらいがいいと言ってたけど、ボクは作りたてが好みだった。

味噌汁は何故か椎茸とそうめんの具材、ちょい不思議。生卵を溶きほぐしていただくとまた旨かった。

〈店舗データ〉

【住所】東京都目黒区八雲1-7-19 電話03-3723-7342

【営業】11時30分~19時

【休日】木・日

【アクセス】東急東横線「都立大学駅」から徒歩4分


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください