赤羽「中華吉野」美味しい焼売。醤油の切れのあるラーメンも何気なく旨し。


30数年前、東十条の線路脇に並行したマンションに住んでいた頃、旧岩槻街道を赤羽へ下って「中華吉野」でたまに食事をしていた。この日、東京メトロ南北線「志茂駅」を下車してプラプラ。途中、王子神谷にあった「ごはんみやちのうのう」を志茂に発見。店名を「農のう」に変更していた。

「ニトリのそばに合った店ですよね。閉店してどこ行ったんだろうって思ってたんですよ」

「あそこ狭かったからこっちに移転したんですよ」

と女将さん。閉店してなくて良かった。また界隈を徘徊していたら、いつのまにか赤羽駅についてしまった。

「そうだ『中華吉野』ってやってるのかな…」

ふと思い出し店の前へ。健在だった。15年ぶりの訪問かも知れない。店内へ。

昔と変わらぬ佇まい。4人テーブルが8卓のスペース。

「ラーメンと焼売お願いします」

昔よく食べていたのが生姜焼きやなどのご飯ものが多かったな。でも味をまったく覚えていない。

「はいどうぞ」

まずはラーメンから。

スープは醤油の潔い味わいで、ホッとする美味しさだな。

中細のストレート麺はちょい茹で過ぎだけど滑らか。

これ何杯でも食えるね。

焼売はシットリとして滑らかこりゃ旨いね。軽やかな下味が心地よく、玉ネギと肉のバランスがいい。

浅草「来集軒」や荻窪「丸長」ほどのつなぎ(片栗粉など)を多く使用していなく、しっかりと焼売として主張しながら古の中華屋の焼売らしい味わを表現している。辛子醤油がピッタリだ。久しぶりだけど、こんなに美味しかったんだと納得した。また来よう。

〈店舗データ〉

【住所】東京都北区赤羽西1-4-9 電話03-3900-5335

【営業】11時30分~20時

【休日】水

【アクセス】JR各線「赤羽駅」南口西側から徒歩2分


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