蔵前「元楽総本店」背脂が恋しい時は元ラーメン、楽ラーメンだ。名物ぶためしもいいね。


この「元楽」は東武東上線「中板橋駅」にあった背脂チャッチャッ系の「土佐っ子」がルーツとか。

土佐っ子は高校生の頃、部活帰りによく通った店で、初めて食べた時その強烈なインパクトにどハマリしてしまった。この系列店は方々にあり、土佐っ子の旧名「下頭橋ラーメン」としては、ときわ台のSB通り沿い東武ストアーの向かいや、戸田公園、中山道の橋のふもとに合わせて2店舗ある。

この店に来るのは5年ぶりかな、2日立て続けに訪れた。

店内はコの字のカウンター19席、4人テーブルが3卓とけっこう広め。従業員は60から70過ぎとかなり高齢で、高齢者雇用に寄与しているのが素晴らしい。そして昼時はいつも満杯、客層はサラリーマン、OL、労働者、若者とバラエティーに富んでいる。

初日は「元ラーメン」(醤油)650円。背脂がたっぷり浮かび、巻のバラ焼豚に半身の茹で玉子、メンマだ。

忙しい時は醤油とスープが混ざってないことがあるので、よくかき回してから食べたほうがいい。

スープは意外と薄味、縮れの中細い麺、これも忙しい時は麺が緩い場合がある。いずれにしても懐かしい味わいだ。

翌日は「楽ラーメンこぶためし」890円をオーダー。楽ラーメンは塩味で、醤油との違いは海苔が乗っているかいないか。

これもやや薄味で、この日は一番乗りだったので麺の茹で加減がしっかりしていて良かった。

途中、豆板醤をちょい垂らすと味がぐっと締まり、風味がインスタント風になるのも面白い。

そして商標登録されている「ぶためし」。これはサイコロ上の焼豚とネギに海苔の丼。味がついていないので、卓上のタレとゴマ油をちょい垂らしていただく。う~ん美味しいね。

ラーメン自体、特別感はないけど、この店の雰囲気はラーメン屋としての地に足が着いた重量感があり、それが美味しさに繋がる。といった感じ。それと14時以降に食べられる「油そば」もいい。

ちなみに亀戸、銀座、新橋に支店がある。

〈店舗データ〉

【住所】東京都台東区蔵前2123 電話0338514537

【営業】11時~21時 土11時~20時

【休日】日・祝

【アクセス】都営地下鉄新宿線「蔵前駅」A2出口から徒歩2分 都営大江戸線「蔵前駅」A6出口から徒歩3分


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