葛西「麺屋永吉」ホスピタリティの確かなマダム風の女将さんとダンディなご主人。カリーつけ麺いただきました。


葛西駅西通り沿いにある、食堂「大六天」やインド料理「フンザ」に昔お邪魔したことがある。食後に街を徘徊していていつか入ろうと思っていたラーメン屋。

表の看板に「麺屋永吉のカレーつけめんを食べたことがないなんて人生の半分損してるよね」というフレーズがずっと頭にこびりついていた。

ある日開店前に並ぶ。

「どうぞ中へお入りください」

と現れたのはタイトな黒のワンピースを着た女性。巻き毛をアップしてラーメン屋とは思えないマダム感、妖艶な出で立ち。

券売機で「カリーつけめん」940円を購入してカウンターに座る。ご主人はリーゼントに決めたダンディーな佇まい。どうやらご夫婦のようだ。

「こちらお使いください」

とマダム。お水とともにサービス券を渡される。

「紙エプロン使いますか?」

「いえ大丈夫です」

BGMはサンバやボサなどのブラジル音楽。ご夫婦の雰囲気に合っている。ラーメン作りは極めて丁寧ゆえ少々時間がかかる。

「おっ、結構な大盛りだな…」

と思いきや、平打ちの太麺の下はザルで水切りをしているため、盛りが多めに見えただけ。

サラリとしたスープはやや甘口。傾向としては大勝軒風情だ。カレー風味はさほど前面に出ていなく、ちょいスパイシーなつけ麺といった感じ。

途中小ライスを頼み、焼豚を乗せていただくと、ライスがほどよく熱々でメチャ旨い。

割スープをもらいスープをすすってフィニッシュ。カレーつけ麺だけど、ちょい趣が異なる。こういうライトな味わいも面白いね。次はオーソドックスにラーメンがいいな。

〈店舗データ〉

【住所】東京都江戸川区中葛西33011 電話0368085738

【営業】11時30分~14時30分 18時~22時20分 水18時~22時20分

【休日】火

【アクセス】地下鉄東西線「葛西駅」北口から徒歩3分


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