木場「博多うどんふくべ」メチャ美味しい筑後のフワフワうどん。


南砂町の「ニトリ」にフロアランプの在庫確認と現物を見に行く。在庫があるはずなんだけどこにも見当たらず、配送の手続きをして後にする。炎天下の中、フラフラと東陽町へ。

火、土の昼のみ営業のハンバーグ専門店「小古食堂」へ。「あれ人が並んでないな…」開店前、店の前に佇んでいると扉が開く。

「あら、待ってらっしゃるの。しばらくお休みなんですよ。コロナが増えているもので」

「あーそうなんですか」

「電話いただければよかったのに。暑い中わざわざすいませんでした」

上品なマダムと言った風情で非常に感じのいい方だった。仕方なく方々をプラプラ。汗だく。木場のインドカレーの名店「カマルプール」にたどり着く。辺りを見渡すと団地寄りの運河のたもとに博多うどん専門店「ふくべ」を発見。空腹に耐えられず飛び込んだ。

客は我々だけ。涼しい~。小上がりの座敷に上がる。

「丸天うどん、冷やしうどんとゴボウ天、それと天むす1個お願いします」

しばらくするとカップル客やご隠居、労働者が続々入店。はやっている店の様だ。フロアーは学生風の女性2人、厨房はお兄さんとお姉さん2人で切り盛り。

「お待ちどうさまです」

丸天うどんはやや薄茶色に白濁したツユに大きな魚のすり身の天ぷら、薬味は青ネギと潔いいで立ち。

まずはツユから。

「旨い!」

しっかり旨味の効いた味わいで後味が仄かな甘味。

そしてうどんをすする。

「旨い!」

ストレートの太麺はフワフワの食感。この限りなく柔らかな歯触りと喉越しがこの上なく心地よい。

ほどよく柔らかな丸天も美味しいな。

冷やしもうどんはフワフワで、冷たいツユの塩梅もいい。これも旨いな。

このフワフワの感触は、どこか伊勢うどんに通じるものがある。讃岐や武蔵野うどんの食感も好きだけど、これもまた素晴らしい。

「ごちそうさまでした。美味しかったです
「ありがとうございます」

と厨房のお兄さんの笑顔がいい。

勘定を済ませて表に出ると、60半ばのこの店の主人が立っていた。

「美味しかったです。むかし博多で食べたうどん思い出しましたよ」

「ありがとうございます。これ筑後のうどんなんですよ。長い時間うどんを茹でるんで、うどんは柔らかになってツユが白濁するんですよ。またいらしてくださいね」

ご主人も人柄がいいな。このうどんは何杯でも食えるな。

帰り近所の鮮魚屋「磯の家」でハモの湯引きと魚のすり身揚げを買って帰路についた。

〈店舗データ〉

【住所】東京都江東区東陽1-29-8ヴェラハイツ木場1階 電話03-6318-7475

【営業】11時~15時 17時~20時 日・祝11時~15時

【休日】月

【アクセス】東京メトロ東西線「木場駅」 1番出口から徒歩4分


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