新宿御苑「天宮」泣けるビジュアルの美味しいラーメン。


富久町に近い靖国通りの横丁、マンションが林立する界隈で目的の洋食屋とインドカレー屋が閉まっていて途方に暮れたた。その時目に留まったのが中華「天宮」だった。

ビルになっていて奥まったところが入口。恐らく昔は1軒屋の中華屋だったのだろう。

店内はカウンター6席、3人テーブル1卓に4人テーブル2卓のスペース。近隣のご隠居や家族連れで賑わっていた。初訪問で最初に食べたのが「もやし天津ラーメン」だった。

やや白濁したもやし餡に玉子。食欲がそそられるビジュアル、これが超旨い。アツアツの餡は旨味タップリで、塩加減がちょうど。玉子はフワフワでトロトロ。ストレートの中細麺は滑らかでいい具合に餡に絡まる。この麺は途中で柔くなってくるのでおそらく多加水だろう。一緒にいた友人は、

「これは美味しいな。町屋の『百番』のもやし麺に似てるよ」

そう言われれば確かに町屋にあった「百番」をホウフツとさせる。その店はすでに閉店してしまっている。

後日再訪問した。店一押しの「みそチャシューメン」も気になるが、店の味のデフォルトを知っておかなければならないと思い「ラーメン」をオーダーした。

黄金色にたたずむ澄み切った美しいスープ。

ハムとチャーシューのコントラスト。このどこかチープさを装ったビジュアルに泣けてくる。

もやし天津ラーメンと同様ストレートの中細麺はモチモチとした舌触りで美味しい。見た目よりかなりのボリュームがある。

スープは充実の旨さがあり軽やかながらで奥深い。このラーメンは何杯でも食えるな。

〈店舗データ〉

【住所】東京都新宿区新宿5-1-21 電話03-3351-8958

【営業】11時~15時 17時~21時 土11時~14時

【休日】日・祝

【アクセス】東京メトロ丸ノ内線「宿御苑前駅」から徒歩5分 東京メトロ・都営地下鉄新宿線「新宿三丁目駅」徒歩8分


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