「小さな店の大きな満足」がこの店のキャッチフレーズだ。新宿「アルタ」裏手、雑居ビルの3階にあるトンカツの隠れた名店。
ロース、ヒレとも800円とリーズナブルでボリューム満点。繊細なキャベツの千切りライスもおかわりができる。また生姜焼きもバツグンの美味しさ。前から課題だったカレーの味を確かめるべく訪れた。
店内は若者や労働種で満杯。表なちょい行列が並ぶ人気ぶり。
ロースもヒレも食べているのでカツカレーではなく「卯作カツカレー」をオーダー。これはメンチカツカレーのことだ。
ご夫婦なのかな、奥さんはキャベツを持って「キャベツどうですか」と動き回りよく働く。ホスピタリティも高い。
「はいお待ちどうさま」
タップリのキャベツに大きなメンチ2個、大盛りのライスとボリューム満点。胃袋が唸る。
カレーはかなりのドロっとした粘性。濃厚な味わいだがどこか軽やか。ドメスティックカレーの延長戦にある味わいだ。
メンチはやや衣が厚め。肉汁は滴らないものの、肉の旨味がしっかり閉じ込められて美味しいね。カレーと合わさると少々重めだけど、合間に繊細なキャベツの千切りを食べることでリセットされる。これに味噌汁がついていたらいいな。
いずれにしてもここはなにを食べても文句なし。それも安い。
〈店舗データ〉
【住所】東京都新宿区新宿3–21–1清水館3階 電話03–5269–8849
【営業】11時30分~15時 17時30分~21時30分
【休日】月・火(祝日の場合は営業)
【アクセス】JR「新宿駅」東口から徒歩3分、西武新宿線「新宿駅」南口から徒歩5分