十条「田や」「斎藤酒場」。老舗居酒屋巡り。


名古屋工業大学でAIによる新型コロナウイルス拡散の予測が、昨年の9月からの減少と、今年の1月からの激増を見事に予測した。政府の「蔓延防止法重点措置」の施行が実施される前に飲み歩こうと友人からの誘い。

「だったら十条でも行くか」

ということになり、最初に訪れたのが「演芸通り商店街」にある「田や」だった。

ここは20年ほど前にたまにお邪魔していた居酒屋で、昔に比べると味のある趣は薄らいで、カップルや若者で賑わっていた。

まずはキリンラガーで乾杯。お通しは玉子焼きにカマボコ、魚の煮ものにキンピラとポテサラ。この各種盛りの形態は昔と変わらない。

名物は「サバの燻製」ふっくらと香ばしく美味。

燗酒に切り替えて、刺し盛りはカンパチ、シマアジ、イカ、中トロ、赤身をつまむ。

そして秋田の名産「みずのこぶ」、これがシャキっとして乙な味わいで燗酒にピッタリ。ただ老舗居酒屋としての骨格はしっかりしてるんだけど、和(なごみ)感が少々希薄。それは呑み助のご隠居やオヤジ連中がたむろしていないからだろう。

そして十条をしばらく徘徊し、2軒目「斎藤酒場」を訪れた。

酎ハイで飲み直し、お通しは大根菜の浅漬けだ。

常連風情、酒場放浪の呑み助のオヤジ、老若のカップルと客層はバラエティーに富んでいて、店内の煮締まった内装と相まって実に心和む空気間だ。

居心地がよく「煮こごり」。

「きぬかつぎ」、「菜の花のお浸し」。

「白菜漬け」。

「肉豆腐」、「串カツ」を片っ端から注文。

どれも2~300円台と格安だ。

濁り酒、常温酒、熱燗でちびちび。強かに酔っぱらって千鳥足で帰路についた。

〈店舗データ〉田や

【住所】東京都北区中十条2-22-2  電話03-3909-1881

【営業】16時~24時

【休日】月

【アクセス】JR埼京線「十条駅」北・南口から4分

〈店舗データ〉斎藤酒場

【住所】東京都北区上十条2-30-13 電話03-3906-6424

【営業】17時~23時30分

【休日】日

【アクセス】JR埼京線「十条駅」北口から徒歩1分


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