友人が「大宅文庫」へ調べものを終えた後、ランチに訪れた店だった。
「ランチはカレーを提供してて、これが美味しかったのよ。それと主人の仕事が早くて丁寧でさ、夜の仕込みのサーモンをさばいているのを見て食べたくなっちゃってさ」
ということで夜に訪れた。
店内はL字のカウンター10席に4人テーブルが1卓。
先客が2人、1人は酒を飲んでいて、もう1人はカレーを食べていた。
「スーパドライのお願いします」
まずはビールでカンパイ。
「お通しです」
砂糖クルミとサラミ」。いいお通しだ。
「別の日にカレー食べるから、今日は1品料理をオーダーしようぜ」
酒を飲む気まんまんで、カレーを食べたら腹いっぱいになってしまうので後日の課題にした。
「子羊のパテ」は、これ美味しいね軽やかに肉々しく、マスタードとタプナードかな、これをちょいつけてバケットに乗せて食らうとまた美味しい。
「ラム肉のスパイス焼」が焼き鳥スタイルで面白い。
焼き具合がちょうどよく 緑色のソースをかけると爽やかで旨いね。
「これ何のソースですか?」
「あっ、それはグリーンマスタードです」
初めて経験。マスタードにハーブが練り込まれているようだ。
途中、デキャンタの赤ワインをオーダー。
次に「ケイジャンサーモンのバターソテーサルサソース」。ケイジャンスパイスをもう少し効かせた方がパンチがあっていいかな。でも美味しいね。特にトマトのサルサソース抜群だ。
「紫キャベツのコールスロー」これも独特な味わいで文句なし。
「厚切り自家製ベーコンのグリル」には粒マスタードとトマトのチャトニかな? これもバツグン。
「マッシュルームサラダ」も美味しいね。
「ガーリックシュリンプ」には珍しくフレッシュのレモングラス。味つけ自体はいいけど、肝心のエビの旨味が抜けている。これはエビ本来のもので、コストを抑えると仕方ないことだ。
それぞれのメニューのポーションが少な目で、色々なものが楽しめるのが素晴らしい。
ご主人は40ちょい過ぎかな、フレンチ出身かな。いずれにしてもここの料理はどれも優れている。美味しかった。
次はランチでカレーを食べるのが楽しみだ。
〈店舗データ〉
【住所】東京都世田谷区上北沢4-36-23 京王リトナード八幡山1階 電話03-3303-7437
【営業】11時30分~15時 18時~23時 日11時30分~15時
【休日】月
【アクセス】京王線「八幡山駅」から徒歩2分