代々木上原「ゆうばーる」体の芯から癒される優れモノのカレー。


この店を初めて訪れたのはもう10年前かな。梅ヶ丘に住んでいた友人からの紹介だったと思う。

ここは12時開店で、ボクにとってはちょい不便。食べ歩きの後、仕事をするので11時、11時半オープンがベターなので12時開店の店は自然と敬遠してしまい、5、6年ぶりの訪問となった。

小田急線の高架そば、井の頭通りの横町の階段を下った右手にある。店内は木彫で趣のある雰囲気。

メニューは「豚ロースハムとアップルマンゴーのカレー」。

「豚150カレーとアボカドのカレー」。

「白レバーカレーとほうれん草」の3種類。

「白レバーとほうれん草ください」

 

サラダとミョウガの酢漬けとともに彩の美しいカレーが運ばれてくる。

まずはほうれん草を一口。油分が極力抑えられたもので、ほうれん草本来の味わいが伝わってくる。軽やかな旨味と仄かなスパイス感。

白レバーはフンワリとした舌触りで、ちょいカルダモンの風味。限りなく優しい味わいながら力強さが秘められた奥行きを感じる。

塩気、スパイスはどれも軽めに効かされているので、物足りないと感じる人も多いと思うが、これは優れた味わい。どこか新宿御苑の「草枕」や、南新宿の「ムーンボウ」に通じるものがある。

このカレーの味は体の悪い部分が取り除かれていく、あるいは排出されていくような薬膳カレーといった雰囲気だろうか。食べ終わると妙に体の調子がよくなるんだな。

このカレーは東南、南アジア系の素材とスパイスで作られたカレーにカテゴライズされるもの。食べ歩きの浅い人にはなかなか理解されない味かもしれない。

〈店舗データ〉

【住所】東京都渋谷区上原3-44-11第一高宏ビル地下1階 電話050-3555-3907
【営業】12時~14時45分 18時30分~25時 日18時30分~25時

【休日】月

【アクセス】小田急線「代々木上原駅」南口1から徒歩3分


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