上板橋「にんべん」新宿のウッチャン系焼きトン屋が上板橋に開店。



ある日ボンボン社長と某飲食店の店長と、池袋の豊田屋3号店で飲み会。
「そう言えば上板橋にいい焼きトン屋ができたんですよ」
「だったらこれ飲んで行ってみようよ」
ということで、小1時間で店を後にして上板橋南口に降り立つ。

噂の焼きトン屋「にんべん」へ。この店舗は昔「あおやぎ」というラーメン屋で、後にラーメン屋「三五十五」になり、やがて閉店。その後「にんべん」に変わった。出来てまだ1ヶ月ほどだが、既に混雑。この界隈で人気の焼きトン屋は北口の「ひなた」、南口の「須賀乃湯」の2店舗でどちらも予約を入れないと入れない繁盛店だ。


店内はL字のカウンター13席ほど。細身の鉢巻き姿の40ほどのご主人とフロアーにお姉さんの2人で切り盛り。


「いっらっしゃ~い」


まずはレモンサワー、これシャーベット状の氷に強炭酸、金宮の焼酎、これが旨い。


まずは「肉じゃが」破格の100円、これが嫌味な甘さがなくメチャ旨。そして焼き物、タン、カシラ、ハラミ、ダンゴなど。

焼き場を眺めると焼き物にまずニンニク水を刷毛で塗り、頃合いを見て、独特なスタイルで塩を振る。特筆は焼きトン皿についてくる赤い味噌。

「小野さんこれなんだかわかります」
ちょい酔っているので判別できないけど、ほどよい辛味で甘さのない潔い味わい、この味噌メチャメチャ旨い。
「これ味噌に紅ショウガを合わせているみたいなんですよ」
ヘ~これは面白い。焼きのも各種は実に新鮮で、塩加減ジャストで実にジューシー。
「芝行ってるのかな」
「そうです、毎日芝で仕入れているんですよ」
とご主人。


「酢豆腐も美味しいですよ」
とボンボン社長。オーダーすると、ピンク色の豆腐、ほどよい酸味と紫蘇のような風味、サッパリして焼きトンの合間のツマミとして実にいい。


「この店の前はどこにいたんですか」
「新宿のウッチャンで働いていたんですよ」

なんと思い出横丁の名店だ。
2、3回行ったことがあり、いまは大繁盛で全く入れない状態だ。記憶は薄いけど、この酢豆腐もあったような気がする。またこの奇妙な店名は、ご主人の苗字が仲村さんで、仲村の仲ににんべんが付いていることから、子供のころから友達からにんべんとあだ名で呼ばれていたことに由来するらしい。

とにかく実直なご主人で人柄最高。また何をいただいても美味しい。この店界隈でナンバーワンになる底力を秘めた店で、予約をなしでは入れない日が来るんじゃないかな。

〈店舗データ〉
【住所】東京都板橋区上板橋2-1-12清水店舗中央1階 電話03-6906-8283
【営業】16時~23時 土・日・祝15時~23時
【休日】水
【アクセス】東武東上線「上板橋駅」南口から徒歩3分


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください