茗荷谷の和菓子屋「一幸庵」に立ち寄り、和菓子を購入。その足で「丼太郎」に向かった。
この店は牛丼の「吉野家」から袂を分かつた「牛丼太郎」という店で、方々に支店があったが、価格競争の末に衰退し解体。後に有志によりこの店だけが引き継がれた。という話を友人から聞かされ気になっていた。
ボクは「牛丼太郎」に立ち寄った記憶がなく、当然その味もわからない。噂では吉野家を凌ぐ美味しさとか。その真贋を確かめるべく店におもむいた。
券売機を眺めると「牛丼」がなんと290円で「カレーライス」270円と驚きの廉価。
この日はツレと一緒だったので牛丼と「牛カレー」430円をオーダーした。
牛丼の牛肉はかなかなのボリューム、歯ごたえ心地よいざく切りの玉ねぎ、ちょい濃い目の甘辛いタレはややツユだく。ほどよく美味しい。
特筆はカレーの美味しさに驚いた。手作り感のあるオーソドックスなカレーながら、余計な味付けがされていなく実に食べやすく、飽きのこない美味しさ。出来合いのカレーとはまるで別物、これ単体で270円とは恐れ入る代物だ。それと味噌汁が実にしっかりしているのに感心させられた。この値段でよく経営が成り立っている。
斜向かいの客が納豆丼を食べているのが気になり、後日再訪。
納豆丼220円、牛皿330円、お新香30円、キムチ60円、温泉玉子60円をオーダー。
お新香は浅漬けで爽やかな味わい。キムチは甘味がなくこれ旨いね。牛皿はボリューム満点。納豆丼は特筆するものはないけど、安心の美味しさだ。
いずれにしてもどれも手抜きのない味わいで、コスパもお見事。いつまでも長らく店を続けてもらいたい。応援します。
〈店舗データ〉
【住所】東京都文京区小日向4–5–9
【営業】6時~23時 土6時~16時 日・祝10時~22時
【休日】無休
【アクセス】地下鉄丸ノ内線「茗荷谷駅」春日通り出口から徒歩2分