初老のご夫婦で切り盛りするアットホームなカレー専門店「カリーシュダ」。
1番人気は「鶏もも肉のカレー」これホントに美味しい、でも、ご覧の「牛のキーマカレー」や、写真はないけど「ラム肉のカレー」も大好きだな。
どのカレーも、滑らかな舌触り、ソースは仄かな甘みと、突出することのないスパイスのバランス加減がよく、油分や塩気に一瞬物足りなさを感じるけど、徐々に口一杯に旨味が広がっていく仕上がり。スパイスは香りが飛んでしまうのを嫌い、ホールで保管し、作るときにパウダーに挽くという手の込みよう。ご主人の和田茂さんはITの大企業を退いて、カレー屋に転身したという異色の経歴の持ち主。
「原価がかかり過ぎて、あまり実益が上がらないんです」
手を抜くことが出来ずに、徹底的にこだわってしまう店にありがちな話。
小麦粉やカレー粉やルーを使わず、19種類のスパイスを独自にブレンドして「ウェルネス(健康的)なカレー」作りが心情とか。いつまでもこだわり抜いてもらいたい。