新潟市、長岡市に7店舗を構える「青島食堂」。昔本店にお邪魔したことがあり、その美味しさに魅了されていた。東京に進出して10年ほど、久しぶりに訪れた。
相変わらずの行列。
事前に券売機で「ラーメン大盛り」850円を購入し、店内の待ち席で20分ほど待たされた。
L字のカウンター9席となっている。
いまどき珍しく、麺上げはテボではなくザル上げで、その湯切りをする光景はだけで食欲がそそられる。
琥珀色に佇むスープに、たっぷりの焼豚にホウレン草、海苔、ナルト。そのシンプルな出で立ちは醤油ラーメン王道の絵姿だ。
キリッとエッジの立った醤油スープ、塊のまま煮込まれた生姜の風味が心地よく、ほどよく力強い味わいだ。
中細麺はやや硬質でちょいゴワっとした食感、最後まで伸びることなく、その歯触りを保っている。
焼豚はいい意味で粗雑な風情ながら、いかにも肉を食べているという実感がいい。
「相変わらず旨いな~」
ズルズルとあっという間に完食。このラーメンありそうでない味わい。食べ終わったそばからまた食べたくなってしまった。
〈店舗データ〉
【住所】東京都千代田区神田佐久間町3–20–1 電話03–5820–0037
【営業】11時~18時
【休日】火
【アクセス】JR各線「秋葉原駅」 昭和通り口から徒歩5分 地下鉄日比谷線「秋葉原駅」 4番出口から徒歩4分 都営新宿線「岩本町駅」A4出口から徒歩6分