ちょっと前に、旧友の編集者、校條と小学館アカデミーへ伺い、来年のセミナーの打ち合わせをした。神保町の歴史から古本屋のエピソード、味わいの居酒屋、美味しい飲食店について2回に分けての講演、そのタイムテーブルを構成した。
校條もボクも神保町とは学生の頃から世話になった界隈で、ネズミの抜け穴まで熟知しているつもり。特別ゲストとして某古本屋、某カレー屋の店主をゲストとして招くことに決定した。
打ち合わせを終えて飲み屋へ。残念ながら校條は校了を控えていて不参加。いつも行っている居酒屋は「酔の助」、「加賀亭みなみ」。
たまには別の場所で、ということでと小学館アカデミーの佐藤さんと増田さん3人で、ボクが若いころから通っていたおでん屋「いちこう」へ。老夫婦で切り盛りする味わいのおでん屋だ。
まずはビールでカンパイ。お通しの白菜漬けがちょい塩辛くていいね。
名物は当然おでん。メニューは24種類。
この日はあまりお腹がすいていなかったので、はんぺん、つみれ、大根、がんもどき、袋。やや薄味で汁が甘くないのが素晴らしい。
その他メニューは26種類。
先客にご隠居4人がいたが、しばらくすると客が押し寄せ、満席。客のほとんどは近隣の出版社の連中ばかり。
店内のちょい古めかしい佇まいが、酒の味わいを一層美味しく演出してくれて、果てしなく居心地がいいのだ。
〈店舗データ〉
【住所】東京都千代田区神田神保町1-123 電話03-3291-5559
【営業】17時~22時
【休日】土・日・祝
【アクセス】地下鉄各線「神保町駅」A5出口から徒歩2分