「ちゃん系ラーメン」が東京の色々な場所に展開している。母体は「煮干しラーメンの凪」ようだけど定かではない。池袋西口「ロサ会館」そばのこの店舗は色々な店に移り変わり、「煮干しラーメン凪」の後に「ひろちゃんラーメン」に姿を変えた。
出来立ての頃に1回お邪魔しているが、スープのあまりの塩辛さにビックリしてしばらく遠ざかっていた。開店から2年も経っているので味も落ち着いたころだろうと思い再訪した。
券売機で「中華そば小」と「茹で玉子」を購入。
コの字のカウンター13席に2人席が2卓のスペース。若い女性の職人がラーメンをこしらえていた。
「はいお待ちどうさまです」
タップリのネギにメンマ、肩ロースのチャーシューが2枚に茹で玉子。まずはカープから。
「旨い!」
ラードっぽい脂が表面を覆いスープは熱々。脂の円やかさがキリっとした醤油を覆うように塩気の角が削られて実に美味しい。前は背脂を使っていたと思うが、変更されたようだ。
チャーシューも前は塩辛かったがちょうどいい下味でいい。
麺は中太のウェーブのかかった平打ち。シコシコで滑らかな舌触りだ。
開店当初に比べたら遥かに美味しく変貌していた。どこか京都の「夜鳴きや」や「第一旭」のラーメンに似た味わいだな。
〈店舗データ〉
【住所】東京都豊島区西池袋1-39-1宮田ビル1階 電話03-6914-2388
【営業】11時~23時
【休日】無休
【アクセス】JR・私鉄・地下鉄各線「池袋駅」西口から徒歩4分