仕事の打ち合わせを兼ねて四谷で飲みながら、ということになり。ボクが「アートスナック番狂せ」を19時に指定した。
四谷三丁目駅から新宿通りを四谷方面へ。「杉大門通り」を過ぎた「力車門通り」を入って最初の筋を右折すると右手に店が現れる。扉を開けると、
「あっ、久しぶりです」
「どうも」
と出迎えてくれたのはおうちゃんこと絵描きを生業にする大塚忍さん。
※これ、おうちゃんの作品。
※なんだか面白いので店の片隅にあったオブジェを撮ってみた。
「今日はずるちゃんはいないんだけど、昼に来てカレーを仕込んで帰りました」
とのこと。ずるちゃんとはイラストレーター兼料理人。ビールを飲みながら仕事の友人を待つと15分ほどでキモちゃんこと肝付の登場。
「いや~いい店ですね。この店よく来てるんですか」
「2回目」
お通しはサムゲタンとジャガイモとソーセージのオレガノ風味。どれも美味しい。
アートスナックということでギャラリーになっていて、月1で作家が入れ替わる。こり日は高橋茉林さんの作品が展示されていた。30分ほどでもう1人、サトルこと小林哲が現れる。
「この店入りづらいですね、ちょっとヤバイ店かと思ったけど、中がオシャレ」
3人集まったので再び乾杯。仕事の話を軽く済ませた。
「カレー食べようぜ」
「そうしましょう」
昼にずるちゃんが仕込んだ「チキンカレーと豆カレー合盛り」をオーダーした。
チキンは骨格のしっかりした味わいで、スパイスのバランスもバツグン。
豆カレーは穏やかな味わいながら、コントラストの明確な美味しさ。どれも旨い。さすがずるちゃん。
「これ美味しいな」
「うまいね~」
カレーを食べ終わった頃にママのはむちゃんが現れる。
※下の日本酒は、料理人兼イラストレーターのずるちゃんがラベルデザインをしたそうだ。
おうちゃんとサトルは埼玉出身で、行田市のゼリーフライの話や、ママが最近行った西川口の中国東北地方の鍋が楽しめる「勝記熟食坊」の話など、中華化している西川口の話で盛り上がる。
ママのお気に入りのタイ料理屋から取り寄せている「ガパオライス」をいただく、これも旨いね。
「番狂せ」は料理も美味しいし、お店の人たちの人柄も気持ちいい。ただただ、他愛もない話で夜も更けて行った。
〈店舗データ〉
【住所】東京都新宿区荒木町3番ソシアルアラキビル1階
【営業】12時~24時
【休日】日・土曜不定休
【アクセス】地下鉄丸ノ内線「四谷三丁目駅」4番出口から徒歩4分。