「小野ちゃん、下赤の河野なかなかいいよ。行ってみたら」
と、成増「べんてん」の田中さんからラーメン屋情報。仕込みの合間にたまに行っている店らしい。麺や七彩出身のこの店、前からその存在は知っていたけど、促されてやっと行く気になった。
下赤塚北口にある激安店「のとや」で洋服を物色。2万円ほどのコートが1000円と破格の値札は当たり前。結局アンダーウェアーを購入して、いざ「河野」へ。
12時開店、すでに7、8人の行列だった。券売機で「醤油ちゃーしゅーめん」1110円を購入。麺の量はサービスで、並150g、中盛り200g、大盛り250g。で中盛りをオーダーした。L字のカウンター10席、ご夫婦かな2人で切り盛り。
カウンターの壁が高いので厨房の中が覗けない。ちょい中腰で眺めると、麺上げはテボではなくザル上げ、今時珍しい。注文を受けると平打ち太麺を手で揉んで縮れを施している。
太麺ながら平打ちのせいか表面積が大きいので2分20秒ほどで3人分のザルで上げが始まる。デコレーションを施して、到着は5分40秒ほどだった。いずれにしても随分早い麺上げだ。
細切りメンマ、青ネギ、ナルト、海苔にびっしりの焼豚。
スープは化学調味料無添加かな。旨味は軽く醤油の立った味わい、穏やかに美味しい。川口の「かねかつ」をもっと優しくした感じ。
麺はやや柔く、滑らか。
低温調理風情のロースと煮豚風のバラの焼豚は肉々しいワイルド感あり。次は塩とつけ麺にだな。美味しかった。
〈店舗データ〉
【住所】東京都板橋区赤塚新町2–2–13
【営業】12時~15時 18時~21時 月12時~15時
【休日】火
【アクセス】地下鉄有楽町・副都心線「地下鉄赤塚駅」1番出口から徒歩1分 東武東上線「下赤塚駅」南口から徒歩4分