店主の菅原は体調を崩し、その療養のため暫く店を閉じていた。昨年の11月頃めでたく再開したと噂を聞き、店を訪れた。
店先にちょい行列。暫くして店内へ。フロアーにはいつものの奥さんと、厨房には見知らぬお兄さん。
「あら小野さん。お久しぶりです」
「旦那さんは?」
「まだ体調がすぐれなくて、部屋で休んでいます。この方はピンチヒッターで、主人の後輩の方です」
いつもの「ワンタン麺」1000円とサービスのおにぎりを注文。ピンチヒッターのお兄さんは極めて仕事が丁寧な上に腰が低い。無駄のない仕事ぶりに目を見張る。
ワンタン麺は相変わらずの食欲をそそるビジュアル。
旨味の深い醤油味の清湯スープ。ちょい硬質な縮れ太麺、
肩ロースの焼豚、
余計な味付けがされていないメンマの歯ごたえも抜群だ。
また肉餡タップリのチュルンとしたワンタンも実に美味。
スープをすすりながらおにぎりを頂いてフィニッシュ。美味しかった。
「いま主人が下に降りてくますから待ってて下さい」
しばらくすると菅原さんの登場。
「いや~久しぶりです」
「ご心配おかけしちゃって」
「元気そうで何よりですよ。後輩のお兄さん仕事が丁寧でびっくりしましたよ」
「味どうでした」
「なにも問題ありませんね。相変わらず美味しかったですよ」
「安心しました。一番信頼している後輩なんですよ。これからもよろしくお願いします」
とのことだ。
〈店舗データ〉
【住所】東京都豊島区目白3–2–14 電話03–3565–3300
【営業】11時30分~15時 金・土11時30分~15時 17時30分~20時
【休日】日・祝
【アクセス】JR山手線「目白駅」から徒歩2分
【喫煙】昼夜喫煙不可
※注意事項・店内写真撮影禁止、子供連れはご遠慮下さい。