飲み友の塚ちゃんから「若月が閉店したみたいですよ」とメールをもらう。たまたま新宿にいて、店の前を通ったら閉店の張り紙。
「ありゃりゃ」
飲み友の塚ちゃんから「若月が閉店したみたいですよ」とメールをもらう。たまたま新宿にいて、店の前を通ったら閉店の張り紙。
「ありゃりゃ」
下落合から高田馬場に移転してきておよそ半年。「鯖キーマ」や季節の「牡蠣カレー」など新メニューも加わり、すっかり地元の人気店になってなによりだ。
このあたりは何の気なしに訪れては徘徊している場所で、巨大な団地以外には物流倉庫と板橋青果市場がある。ちょい殺伐としたところだけど、なんだか味わい深い界隈だ。
2月2日(金)23時からBSフジにてドキュメンタリー番組「RAMEN-DO ~The Soul of Japan~」の第1話が放送されます。
その第1話は「べんてん」の田中さん。まだ見てないので、内容はいま一つわからないけど、田中さんの普段の姿や、職人としての日常がドキュメンタリーで描かれています。不肖ボクもインタビューや、東武練馬の名店「棟梁」にて田中さんと酒を酌み交わしているシーンなど、ちょい出演します。ご覧下さい。
「荻窪の焼き鳥屋で出るラーメンがメチャメチャ旨いってウワサなんたけど、知ってるか?」
「いや、初めて聞いたよ。面白そうだな」
半年ほど前のこと。ふと思い出し友人と訪れた。
「小野さんに紹介したいステーキ屋があって、これからどうですか」
「ステーキか、いいね」
この日は下町のはずれにある味わいの居酒屋に寄っての帰りだった。場所は上野、御徒町、天神下からもアプローチできる湯島の飲食街の横丁だった。このステーキ屋、著名な方も訪れるかなりの有名店のようだけど、ボクはまったく知らなかった。
前もこのブログで書いたけど、この店は都営三田線「志村三丁目駅」と「蓮根駅」の中間ぐらいにある住宅街に佇むラーメン専門店。ここ美味しいんだけど、あまり世間の評判を聞かない店でちょい不思議なんだよな。
この中華料理屋はボクが物心つく前からあった。初めて訪れたのは20歳前後。「ロサ会館」に「アダムスアップル」というディスコがあった頃だ。
この店を知ったのは、千葉県の柏で「のんどころ庵」という居酒屋を経営している坂口に連れ行ってもらったのが始まりだ。まだあの頃はお互い会社員のだったな。それから数年に一回訪れているけど、相変わらず味わい深い店だ。
神保町で仕事の打ち合わせを終えると、決まって九段経由で飯田橋までプラプラする。
その途中で見つけた定食屋「お食事の店まさみ」。
JR、私鉄、地下鉄各沿線をあてもなく巡ることがしばしばある。そして意味もなく見知らぬ駅に舞い降りて界隈をプラプラする。これが楽しい。
「西武柳沢駅って何があるのかな…」
北口の富士街道沿いにある「浦安」という鰻屋が目に留まる。
「これ、持ち帰り専門店か」
店で食べられないので再びプラプラ。これといった店が見当たらず、南口へ。界隈を30分ほど徘徊、気になった店が「一丸」だった。
堀切はちょい馴染みの町だ。初めてこの地に降り立ったのは「弁慶」という背脂系のラーメンを食べに来たのが始まり、30年ぐらい前かな。
久しぶりに来たらカレー専門店「アルー」の暖簾が黄色に変わっている、前からだったかな…。
それと「哈爾濱餃子」が休業中、オジちゃんかオバちゃんの具合でも悪いのかな。居酒屋だと焼きトンの「のんき」はたまに行く、この近所にあった居酒屋の名店「水トク」は、ご主人が他界して閉店したんだけど、店の前までいったら看板が下ろされていた。
「先週まで看板あったんだけどね」
と自転車で通りかかったオバちゃん。
「そうなんですか」
どうやら人が住めるように改装しているようだった。
ある日、この近所に住む友人から、
「光陽楼って中華屋がさ、カレー屋に変わったんだよ、一応小野に伝えておこうと思って」
と去年の話。で最近訪れることが出来た。
西台駅から結構離れていて、地元民しか知らない店かな。町の大衆中華というよりは、ほどよく本格的な料理を提供していて、ここは思い出したようにたまに訪れるんだけど、メニューが多様で、どれにしようかいつも悩んでしまう。
遠出をして、ちょっと一杯やりたくなることが月に一回ほどある。門前仲町なら「多幸坊」、「富水」、「ひつじの新町や」。北千住なら「酒屋の酒場」、「天七」、「五味鳥」。南千住なら「丸千葉」、渋谷なら「十徳」、「小料理秀」、神保町なら「兵六」、「加賀亭みなみ」。大塚なら「伊勢元」、「江戸一」。鶯谷なら「信濃路」、「ささのや」、「鍵屋」などなど、味わいの店は枚挙に暇がない。
坦々麺専門店の「双六」は、西川口のはずれにあるスーパー銭湯「七福の湯」の帰りに、よく通った店だった。てもある日、忽然と姿を消してしまった。
大宮バイパス沿いのディスカウントストアー「ロジャース」に用があり、駐車場に車を留めると目の前に真新しいラーメン屋が、
「あれ、この店双六じゃね…」
偶然見つけてしまった。「ロジャース」の横で復活していたのだ。
続きを読む 北戸田「成都式坦々麺双六」ロジャース戸田店の横にある味わいの坦々麺、旨し! 駅からかなり離れているけど、この店はいいね。
ある日、飲み友の塚ちゃんとラブちゃんに誘われて、御徒町にある中国東北地方の鍋が楽しめる「味坊鉄鍋」へ訪れた。一通り食べ終わり表に出るとこの店の真隣の2階に「オリーブ」というカレー専門店が目に留まった。
続きを読む 御徒町「クローバー」カルダモンの仄かに香るスープ状の軽やかなカレー、これ旨し。体が徐々に癒されていくような味わい。
幡ヶ谷にはランチを食べに来るだけで、この辺りで飲んだことがない。カレー屋だと「カリヒオ」、「青い鳥」。ラーメン屋だと「金色不如帰」、「福丸」、「弥彦」といった店にお邪魔している。そんな店の一つが「スパイス」だ。ここを訪れるのは何年ぶりだろう。
吉祥寺に用があるとすればなんだろう? まだ行ったことはないけど「ジブリ美術館」これいまんところの課題。それと「いせや」で飲む、そのぐらいか。若い頃はただこの界隈を徘徊するのがちょっとは楽しかったけど、もはや打ち合わせなどがない限りまず訪れない街だ。久々に来たら、お嬢さんオバ様のま~綺麗でセンスのいい人が多こと、目の保養になる。
神田で仕事の打ち合わせを終えてランチタイムちょい前。神田西口商店街をプラプラ。200mほど右手に、
「餃子専門店の『いってん』ね…入ってみるか」
この店に出合ったのは、関内「伊勢佐木モール」に「横濱カレーミュージアム」が開館してボクが名誉館長に就任した頃だった。ミュージアムの裏手に発見し、その美味しさに魅了された。
続きを読む 伊勢佐木長者町「カレーハウスキッチンY」深い旨味とコク、ほどよくスパイシーな洋食カレー、昔と変わらず抜群の美味しさ。
神田明神への初詣は20数年になる。11時頃、表通りに規制線が張られ、長蛇の列。待っていられないので、裏道から参道脇を抜けてお参り。帰りにおみくじを引いたら大吉。
「良かった~」
参道の脇にある「三河屋」で甘酒を購入、これで体を温めて1年が始まる。仕事が残っているので御茶ノ水駅近辺へ戻る。
「なにか気の効いた店はないかな…あれ、カレー屋ジョニーやってるんだ、入ってみるか」
東武東上線「大山駅」から川越街道へつながる「ハッピーロード商店街」は、テレビの情報・バラエティ番組によく登場する商店街として名を馳せている。その途中の左手角をちょいと入ると、旨い焼き鳥で密かに人気を博している「彦」が現れる。駅から5分といったところだろうか。
なんだか小洒落たネーミングの店名だけど、れっきとしたスナックだ。といってもカラオケは置いていない(いやブラウン管のカラオケがあったよ)。ここは近所に務める会社の友人から教えてもらった店で、
「おばちゃんたちの人柄がいいし、ホントに魚料理が美味しいのよ」
とのことで何回かおうかがいした。店は「日大経済学部」の裏手の横丁、地元でも知っている人は少ないんじゃないか。
「天ぷらてと和食山の上」を初めて訪れたのは、30歳ジャスト。駿河台にあった会社に転職したてで、当時の社長に誘われ初めていただいたとき、
「これ旨いっスね」
「ここいいだろう」
社長のおごりだったので、コース以外のメニューを片っ端からいただいたものだった。
埼玉県の加須に浅草「来集軒」と関わりのあるラーメン屋があるとの情報で、友人3人で訪れた。県道152線沿いにあり、東武伊勢崎線「加須駅」、「花崎駅」のほぼ中間で、両駅からはえらく遠い道のりだ。開店と同時に訪れるとすでに満杯、しばらくしてテーブル席に通される。
続きを読む 加須「来集軒久下店」クセにさせられる穏やかに美味しいラーメンと何個でも食べられる小ぶりなシュウマイ、どれもピカイチ。
渋谷センター街にあった伝説のロック喫茶、「ナイロン100パーセント」の元店長で編集者の中村直也さんに連れられて訪れたのが、恵比寿、ネバール料理屋の「ソルティーモード」だった。ここで供されるネパール料理はどれも優れもので、驚かされた。
ある日、出版社時代の友人から連絡があり、
「ソルティーモードって知ってますか」
「知ってるよ」
「そこの姉妹店が町田に出来るんですけど、今度行ってみてくださいよ」
との情報だったけど、訪れるまでにおよそ2年が経ってしまった。
20数年前、大山のパッピーロード商店街にあるメガネ屋の2階で暮らしていた時期がある。その頃通っていたのが日大板橋病院に近い居酒屋「渡辺」(閉店)、焼き鳥の「ひこ」(ここは今も通っている)、遊座大山のはずれにあるショットバー「ピーポッポ」(ここも今も通っている)、味わいの「炉ばた」、ジビエ料理の「空蝉」(閉店)など。その中に「丸鶴」もあった。
前回紹介した仙台青葉区一番町の居酒屋「なかなか」で盛り上がったあと、お邪魔した。この店に来る前に界隈を徘徊していて2番目に気になっていた店を目指す。怪しい路地の一角にある焼肉屋「白頭山」の暖簾をくぐると、70半ばの笑顔のおばちゃんが出迎えてくれた。
この場所はちょっとした離れ小島で、店へのアプローチも様々だ。最寄りの駅は都電荒川線「小台駅」で、「小台大通り」の脇道の「小台銀座本通り商店街」を明治通り方面へ抜け切ったところにある中華屋。実はこの日、近所にある錦州餃子の「華味」に行くつもりだったけど、どうも開店する気配がない。
「しょうがない、プラプラするか…」
で見つけたのがこの「北珍」だ。
阿佐ヶ谷駅南口からJRの高架沿いを高円寺方面へ。左手に瀟洒な喫茶店「對山館」が現れる。打ち合わせの前に腹ごなし、って感じで、観葉植物に隠れるようにカレーライスの小さな暖簾があったので突入した。