神保町「チャボ」のホワイトカレー


チャボ1

神保町の古本屋街。「靖国通り」と「すずらん通り」に挟まれた横丁に、味わい深い佇まいの「チャボ」がある。オープンして30年ほどになるが、その間、様々な業態に姿を変えて息づいている。現在のご主人、根岸雅英さんで6代目、代替わりして10数年ほどになるそうだ。

かつてこの界隈に「櫓」という、バングラディシュ人による民芸居酒屋があった。そこに「ホワイトカレー」があったけど、今は昔。

「櫓が閉店したので、ここでホワイトカレーを出そうと思ったんです」

と根岸さん。この手のカレーを提供している店をたまに見かけるけど、美味しかったためしがない。どの店もスパイシーなクリームシチューといった感じが拭いきれないのだ。

チャボ

ところが「チャボ」の「煮豚のホワイトカレー」は、確固としたカレーライスとしての味わいを成立させている。しっかりとした旨味、カレーの確かな風味とスパイス感、またパラパラの食感のターメリックライスとの相性がよく、クリーミーなカレーライスをいただいた充実感がある。その他、エビの風味の効いた、タイカレーを思わせる「海老ホワイトカレー」も味わい深い。

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チャボ2

夜は居酒屋に姿をかえるが、根岸さんは役者としても活動していて、毎日のようには営業できない。舞台などの仕事が空いたときに、ツイッタ―で呟いて客を集い、夜の営業をするそうだ。昼時は満員御礼の人気ぶり、ぜひ一度お試しあれ。


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