桜台「東嶋屋」極普通のそば屋さん、カツ丼、カレー丼


僕の場合、飲みすぎた次の日はカレーライス、ラーメン、かつ丼ってことが多い。

この日は無性に蕎麦屋のカレー丼とかつ丼が恋しくて、たまたま通りかかった蕎麦屋を見つけて突入した。

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まったくの無計画、それは二日酔いで萎えた胃袋が、飾り気のないオーソドックスな味わいを求めていたから。この「東嶋屋」は西武池袋線の氷川台駅から桜台駅に抜ける裏道沿いにあり、近隣に古くから愛されている蕎麦屋のようだ。店内は小綺麗で、右手にカウンター、左手がテーブル席となっている。老夫婦と息子さんの3人で切り盛りされている。

「かつ丼とカレー丼下さい」

「かしこまりました」

7、8分で待望の萎えた胃袋を癒してくれるご馳走がテーブルに並ぶ。

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まずはカレー丼、う~ん、この飾り気のない潔い味わいが胃袋に染みる。具はたっぷりの玉ねぎと少量の豚の細切れ、そばつゆがほんの少し効いた仄かな甘み、微かな辛みとカレーの風味が食欲を加速させてくれる。

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そしてかつ丼だ。半熟の柔い卵に包まれたカツを頬張ると、サクッとしながら歯がなくても噛み切れてしまう柔らかさは、多分肉たたきか、包丁の背で豚肉をたたいているからに違いない。ほんのりと甘いツユが口の中を優しく汚してくれる。あ~、なんだかうまいな~。

体が徐々に元気になっていく気配、間食してお茶をすすれば実に幸せ。

「美味しかったです」

「ありがとうございました」

もうお腹いっぱい、ただただ帰路をたどる。


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