京浜東北線の隣駅、王子や田端へはたまに寄ることがあるけど、上中里は明確な用事がなければ、まず下車しない駅だと思う。
唯一この駅には味わいの中華「百亀楼」があるから、わざわざここに舞い降りる。昔、地下鉄南北線の「西ヶ原駅」に「榎本ハンバーグ研究所」へお邪魔したとき、たまたま見つけた店で、ボリュームの焼きそばを食べた時にすっかり気に入ってしまった。メニューに「中華カレーライス」があり、それが課題だった。
ほぼ四角い店内で4人席テーブルが4卓。開店と同時に満席になり、相席は当たり前だ。
中華カレーライス700円は丼からこぼれそうなカレー餡にご飯。お新香にスープ。その見かけは神保町の中華「ぶん華」のカレーチャーハンに似ている。
カレーの具は肉、人参、ピーマン、玉葱。極めて熱々で、旨味たっぷりで、塩気、カレー粉の加減もドンピシャ。実に美味だ。
特筆はどの料理にも餃子2個と小皿の野菜炒めがサービスで提供されること。気前良すぎだね。
またある日は「ワンタン麺」650円をいただいた。
塩スープの様なスッキリとしたビジュアル。モヤシやニラ、メンマ、焼豚1枚、ワンタンがたっぷり。スープはエッジの効いた塩気と旨味。
ややウェーブのかかった細麺は、おそらく低加水。ほどよく硬質で歯触りがいい。
焼豚はホロリと崩れる柔らかさ。
ワンタンは適度な肉餡にしっかりとした味が入り、チュルンとして旨いなね。
まだ課題のメニューがあるので、折を見て再訪したい。
そうそう駅前にある小奇麗な立ち飲み屋も気になるんだな。
〈店舗データ〉
【住所】東京都北区上中里1–47–34 電話03–3917–6184
【営業】11時30分~14時30分 17時~21時 土17時~20時30分
【休日】日
【アクセス】京浜東北線「上中里駅」から徒歩1分
東京都北区上中里1–47–34