韓国ソウル「真味食堂」濃厚な旨味爆発のカンジャンケジャン


SN3J0332

ソウルばかりだけど、韓国へは7回ほど訪れている。きっかけは弦大(ホンデ)という若者が賑わう街で(東京で例えるなら渋谷のようなところ)、ここで日本人の友人がラーメン屋を開いた。

「ラーメンの味を確かめに来てもらいたいんだけど」

これをきっかれに初めて韓国を訪れた。地下鉄2・4・5号線「東大門運動場」(現在駅名が変わり、東大門歴史文化公園になっている)付近にあるキャバレーと併設された怪しいホテルが定宿で、ここを起点にして、仕事の合間にいろいろな街に繰り出し、名物料理を食い倒した。

そこで出合ったのが「カンジャンケジャン」だ。

韓国料理好きなら知っていると思うが、ワタリガニを使った料理といえば、日本で一番ポピュラーなのがケジャン。これはヤンニョム(コチュジャンベースのタレ)に漬け込んで熟成させたワタリガニのこと。これもうまいんだよね。一方醤油に漬け込んだ「カンジャンケジャン」は、まだ一般の日本人には知られていない。

韓国ソウル孔徳洞、地下鉄5号線「エオゲ駅」から徒歩5分ほどにある「真味食堂」は、この「カンジャンケジャン」で有名な店。専門店をソウルで5軒ほど巡ったけど、その中でもこの店がピカイチだった。

「アガシ、メッチュハナジュセヨ」(お姉さん、ビール1本ください)

食堂に入ると第一声がこれ。で運ばれてきたのがご覧のもの。

SN3J0334

ワタリガニにかぶりつくと、磯の香りがフワッとかすめ、ねっとりとした食感がなんとも心地よく、醤油の塩気のカドがなくマイルドな味わいながら、濃厚な旨味が口一杯に広がる。

「メチャメチャ旨め~」

〆は甲羅にご飯を入れて、カニ味噌と身をゴチャゴチャにかき混ぜて食らいつく。これ最高。

SN3J0335

このワタリガニは旬の時期に大量に仕入れて、急速冷凍し保存しているそうで、極めて新鮮なもの。でも鮮度も大事だけど、この美味しさは醤油ダレに秘密があるんじゃないかな?


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください