南青山の横丁に、味わいの中華料理屋&居酒屋がある。いつも予約で大賑わいだ。
この日は青山にあるデザイン会社の社長とカメラマン、ウェブデザイナーと僕の4人で訪れた。
「小野ちゃん、ここはね青山で3本の指に入るいい店なんだよね」
「これ、中華料理屋じゃん」
「そう、でもね夜はほぼ居酒屋なのよ、大将は地元が築地で、刺身は新鮮だし、気の利いたいいつかみが沢山あるんだよね」
まずは生ビールで乾杯。
お通しは「ゼンマイと里芋の煮物」は~、ホントに気が利いている。
お造りは「いさき、中トロ、金目鯛」、新鮮で脂がほどよく乗っていてうまい。
こりゃ日本酒に切り替えなきゃ。ということで、石川県の「吉田酒造店」本醸造山廃仕込みの「手取川」の冷やを一杯。
次に登場したのが「ホタルイカの酢味噌和え」、酢味噌は酸味がほのかでホタルイカもほどよくボイルされプリプリ、「アスパラの素揚げ」ちょっと塩をつけてパクリ、旨いね~。
次に店の女将おすすめの滋賀県の「浪乃音酒造」、純米超辛口「波の音」の冷やをまた一杯。
この店ホントに中華屋なのか、って思ってしまうほど、ちょっとした居酒屋よりはるかに優れている。
「せっかくの中華だから餃子も食いたいな」
ということで「餃子」が登場。肉と野菜のバランスよく、ほどほどにジューシーだ。
その後「ウドと青柳の和物」、「きゅうりのぬか漬」、「そら豆」どれもスキがない。
「ここのいいところは、〆のラーメンが食べられるのがいいんだよね」
なるほどごもっとも。わざわざほかの店に行く必要がないね。
そして〆は「かに玉」と「タンメン」でフィニッシュ。
実に気の利いた中華&居酒屋だ。大将も女将も人柄よく、アットホーム。青山界隈は浮き足立った店ばかりで、こういう店は大事にしたいね。