蓮根「ロジャーズキッチン」高価なスリランカカレー。


「業務用スーパー」は色々な地域にあるけど、飲食店探しがてらに蓮根店へ寄ることがある。ある日バカ安の492円のコーヒー豆400gを購入して界隈を俳諧する。

1時間ほどかな。首都高5号線と環八通りが交差する蓮根寄りの蓮根寄りの住宅街に気になる店を発見した。

「なんの店だろう…」

と表のメニュー書きを見るとスリランカ料理屋だった。言葉は悪いけど、こんな場所にって感じ。

店内はシックな造りで広々。グランドピアノまで置いてある。

「いらっしゃいませ」

きちんとした身だしなみのスリランカの従業員? それともオーナーかな?

メニューを渡される。1500円~2000円とかなり値段が高い。ビリヤニのメニューもあるけど、スリランカ料理じゃないので却下。

「ロジャーのおまかせお願いします」

「本日のワンプレートになります」

これ2000円だ。予約の老カップルと女性客1人が入店してきた。

「はいお待ちどうさまです」

ターメリックや塩などで味付けされたスリランカ米のキリサンバの上に、手前がチキン、計回りにシメジ、ジャガイモ、ゴーヤ、カボチャ、ダール、ポサンボル、ナス、中央にパパドゥとなっている。

ダールは豆の形がしっかりしながらも柔らかで美味。

ナスカレーと言っていいのか、スパイスの炒め物でちょい甘く味付け。

汁気の少ないチキンカレーとシメジはほどよいスパイス感。

ジャガイモはチリが効いていて辛口。

ゴーヤ、カボチャなどは素材の味が生かされている。

キリサンバはジャポニカ米の小さな形状でやや硬めの食感、どこかクスクスにも似たものだ。

青山の「タップロボーン」や中野の「アチャラナータ」など一般的なスリランカカレーの方がわかりやすい味わいだと思う。

食後は紅茶にデザート。これシフォンケーキ風情だが、スポンジ生地より固め。6部立ての微かな甘味の生クリームはいいが、緑色の生地は抹茶かと思いきや、おそらく食用の色粉。これが生地としっかり混ざっていなくて色粉が所々に固まっているのにはちょい閉口してしまい、残してしまった。店内のしつらえがいいのはわかりけど、ランチ2000円は考えさせられる。せめて1500円かな。

〈店舗データ〉

【住所】東京都板橋区蓮根1-12-12山下ビル1階 03-6545-5765

【営業】11時30分~14時30分 ティータイム14時30分~17時 17時~22時

【休日】月・火

【アクセス】都営三田線「蓮根駅」から徒歩12分


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